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「ブランディングスキル」というお話。

本日はWEEK8!
ブランディングスキルについて。

結論:商品を売りたいのであれば商品を売るな!

1回¥50,000のカット料金を取る美容師さんもいれば、
QB HOUSEのように1回¥1,000のお店もある。
この¥49,000の差をどのように作るか?

1、ブランディングとは?

ブランディング

①マーケティング
  特定の人に好きと伝えること。
②アドバタイジング
  不特定多数の人に好きですと伝えること。
③PR
  自分が伝えるのではなく、他の人が、あなたのこと好きみたいよと
  伝えること。
④ブランディング
  相手からあなたが好きよと言ってくれること。

ブランディングができれば、マーケティングも広告もPRも必要ない。
ブランディングができていない企業は、経費が莫大にかかってくる。

髪がボサボサで鼻毛がボーボーな男の人に、
女の人が寄ってくるはずがないですよね??
そういう人が何十人、何百人にお見合いをしたところで経費も時間も無駄になる可能性は高いですよね?

髪も鼻毛も整えて、さらにキムタクのようにビジュアルになれば、
100発100中になる可能性は高くなりますよね?

これがブランディングです!

2、ブランディングの種類

ブランディング②

ビジネスのブランディングは上記4つに分けられます。
①コーポレートブランディング
  会社の信頼に繋がるブランディング
②プロダクトブランディング
  商品に関するブランディング
③マーケティングブランディング
  どういうチャネルに出すか?
④セールスブランディング
  どのような販売をするのか?

3、ブランディングの必要性

ブランディングがないと負のスパイラルにはまり、事業は続かない!

ブランディング③

世の中、中小企業で
5億円を超える企業は、たった1~2%
5年間存続する企業は、15%。10年間存続する企業はたった6.3%
ほとんどの会社が倒産している。

続いている企業はブランディングがしっかりできている企業。

同じ商品を扱っているとしたら、まずは価格競争が起きる。
価格が底値になったら、レシピをつけたり、宅配するよ!などのサービス競争が起きる。サービスを充実させていくと自社コストがかかる。
自社コストがかかればかかるほど、利益は下がる。
利益が下がればPRにかけられるコストを削減せざるを得ない。
そうすると知らない人たちが増え、シェアが低下する。

4、コーポレートブランディング

競合を把握するが、競合を作ってはいけない!
これが一番重要。

自社は〇〇だが、○○ではないと明確に断言することが大事。
美容院だが美容院ではない。
例:ヘッドスパ専門店、ショートカット専門店

ここで皆さんに質問!
Googleは何の企業でしょう??

Googleは広告企業だが、広告企業ではない(Techカンパニーだ!)
と明言している。
売上の90%は広告収入。
え?それじゃあ広告会社じゃないの?
って思いますよね。

でも広告会社だと言ってしまうと、
あらゆる広告と並んで価格の比較が起きてしまう。

5、プロダクトブランディング

さて、ここで考える時間。
Q,1
シャングリラホテルがカフェラテの販売をしようとしています。
100人にアンケートを取った結果、¥500であれば全員が頼むという結果が出ました。¥1,500だと高すぎて全員頼まないという結果が出ました。
1杯のカフェラテを提供するのに人件費や仕入原価など合算すると¥300かかります。いくらでこのカフェラテを売るべきでしょうか?

¥500なら100人が買う、¥1,500なら0人が買う。であれば、
その間の価格なら、下記のような人数になることが推測されます。

価格設定の基本図

アンケート結果で100人全員が買うと言っている500円に設定する!という方も多いのではないでしょうか?
それではお店は潰れます!

値付けフロー

売上・コスト・利益をグラフにしてみます。
商売をする上で何が一番大事ですか?利益を残すことですよね?
利益が一番残るのはいくらの時でしょうか?
そう、¥1,000の時ですよね!!
だから答えは「¥1,000で売るべき」です。

値付けフロー②

¥500、¥750で来るお客様は切り捨て、
¥1,250、¥1,500払ってくれるお客様を以下にして獲得するかに
挑戦していく形になります。
これがビジネスの楽しさ!!

値付けフロー③


牛丼の相場は¥500だが、料亭で出てくる牛丼はなぜ¥5,000で売れるのか?
お客様の前で1から盛り付ける。通常キッチンでやることを、お客様の前でやることでおいしさを倍増させることができる。

美容院であれば、カット単価を引き上げるために何をしないといけないか?
・お客様の好きな香りのアロマを焚く
・ホットタオルにもアロマの香りをつける
・シャンパンを出す
・顧客データに落とし込み、次回以降も繰り返し行う。

ブランディング④

【価格を上げる付加価値】
①空間付加価値
 店内の雰囲気、インテリアを変える➡費用がかかる
②商品付加価値
 シャンプーにこだわる、食材にこだわる➡費用がかかる
③サービス付加価値
 エンターテイメント付加価値。➡無料でできる 
 一番効果が高い!!

6、マーケティングブランディング

Q2
1杯¥500のスターバックスコーヒー
1杯¥100のマクドナルドコーヒー
なぜ人々はスターバックスのコーヒーを買うのでしょうか?

スタバ

ブランディングやステータスと答える人が多いと思います。
それも間違いではないが、もう少しビジネス的に言うと、
フランチャイズかそうでないか

あなたがフランチャイズのオーナーだったら、売上・利益を上げたいですよね?
フランチャイズ展開をしているマクドナルドでは、コーヒー¥100。
売上を上げるためには回転率を上げるしかないですよね?
回転率を上げるためには座席数を増やす。
 ➡一人当たりのスペースが狭い。居心地は良くない。
  コーヒーも安くせざるを得ない。
マクドナルドはノウハウがあるから良いが、普通にこのやり方をやったら失敗する。

スターバックスは絶対にフランチャイズ展開はしない。
直営店で展開しているため、儲けファーストではない。
 ➡ゆったりとした空間を提供
  コーヒーも¥500で売れる。

7、セールスブランディング

商品を売りたければ、商品をPRしてはいけない。
・YAMAHAピアノ教室戦略
 YAMAHAは元々ピアノを売りたかった。でも高いし、すぐには売れない。
 だからピアノ教室を開き、習わせることで、ピアノを欲しくさせる。

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・ABCクッキングスタジオ戦略
 
ECでクッキング商材を売るために、料理教室をやっている。

クッキング



美容師も髪を切ることを価値にしてはいけない。
トータルコーディネイトを価値にしたり、得意なSNS講座イベントを美容室で行ってみたり、そういったことを価値にする。


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