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書店/出版社ピックアップ #6

今回ご紹介するのは京都市左京区にある人文系出版社、洛北出版さんです。非常に選び抜かれたテーマで、選りすぐりの本ばかりを出版なさっています。また、装丁が美しいものがたくさんありますので、それもぜひご覧ください。一冊一冊、こだわり抜いて出版なさっているのが伝わってきます。

上記twitterの固定されたツイートからはオンラインでの購入が可能な書店リストもあり、便利です(この投稿の最後にリンクを追加させていただきました)。

残念ながら私は以下の3冊しか持っていませんが、ジョック・ヤングの『排除型社会』は博士論文を書いているときにとても参考になりましたし、リンギスについてはここでも幾度か紹介してきたように、私の研究の方向性を決めた重要な研究者のひとりなので、洛北出版さんにはとても思い入れがあります。

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リンギスについては特設ページがあり、これも読みごたえがあります。

一般的にはどうか分かりませんが、私は本を買うとき、これまではあまり出版社を意識するということがありませんでした。しかし、改めて自分の好きな本、影響を受けた本を見直してみると、確実に傾向があることに気づきます。それは、小規模であっても独自の視点がはっきり定まっていて、強い信念のもとに出版している出版社さんの本が多いということです。これは難しいところで、小規模出版社だからこそ独自色の強い素晴らしい本を企画できるということもあるでしょうし、小規模出版社だからこそいっそう経営がシビアだということもあるでしょう。

ですので、そういった素晴らしい本に、一人の人間としても、あるいは研究上も語り尽くせないほどの影響と恩恵を受けてきた以上、私も漫然と本を買うだけではなく、意識的にそういった出版社の動向に目を向けていきたいなあと、いまは思っています。実際、出版社さんに注目してそこから出ている本をチェックしてみると、こんな本を見逃していたのか! というものがたくさん見つかります。そんなこんなで早速、レオ・ベルサーニ、アダム・フィリップス『親密性』(檜垣立哉、宮澤由歌訳)を注文してしまいました……。

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この一連の記事では、出版支援として以下のプロジェクト/情報へのリンクを毎回貼らせていただきます。(今回から、Yumiko Aoyama氏の作成なさったオンラインショップ一覧へのリンク、およびライツ社さんの作成なさった通販サイトまとめを追加いたします。とても有益ですので、ぜひご覧ください。)


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