話し合いとケンカの違いについて#43

共依存克服・夫婦問題カウンセラー大村祐輔

2024年2月27日 21:11

「夫婦でケンカをしないのは良くないことなのでしょうか？」
という質問をたまにいただきます。

「ケンカする程仲が良い」
「ケンカするということは意見を言い合えている証拠」
等とよく言われますから、こういう疑問が出るのかと思います。

結論ですが、
ケンカをしない夫婦が良くないわけではないです。

お互いに、あるいは、どちらかが我慢しているが故にケンカにならない、
というのは良くないですが、

お互いに許容範囲が広いもの同士で、決して我慢しているわけではなく、いつも許容範囲におさまるのでケンカにならない、

とか、

お互いに意見が違っても感情的にならず、自分の意見を押し通すのではなく、それぞれが納得いくような”話し合い”ができているからケンカにならない、

というのなら問題ないと思います。

そもそも冒頭のような質問が浮かぶ人というのは、話し合いとケンカの違いがわかっていないのではないかと思います。

ちなみに、話し合いとケンカについてなかなか一言で言えるものではないですが、一応まとめておきます。

話し合いとは…
意見を出し合って、お互いの意見のすり合わせを行ったり、妥協点を見出すことを目的としているものです。
自分の意見だけでなく相手の意見も尊重し、共通の解決策を見つけることを目的とします。
感情的にならず冷静な態度で行われます。

ケンカとは…
自分の意見か相手の意見のどちらが正しいか、というようにお互いの主張をただただぶつけ合っているだけのものです。
お互いが相手の意見を尊重することなく自分の意見を通すことだけを目的としています。
感情的であり相手に否定的な態度で行われます。

そもそもよくできたまともな大人なら、ケンカをする前に話し合いをするのでケンカにはなりにくいです。

何かと感情的になってケンカをする人というのは、話し合いというものの存在をわかっていない、あるいは知らないのでしょうね。

「話し合い→ケンカ」という順ならまだわかるのですが、話し合いをすっ飛ばしていきなりケンカをする人たちがいます。

おそらくこのような人が話し合いというものを知らない人たちなのだろうなと思います。

ということで、以上踏まえた最終的な結論は、

何かあった時にはケンカではなく話し合いをしよう
何かあった時に話し合いを避けるのは良くない
ケンカが良いとか良くないの問題ではなく、そもそもケンカをしないこと

ということになります。

なぜモラハラの後遺症はこわいのか①
なぜモラハラの後遺症はこわいのか②（＋モラハラ加害者の特徴）
なぜモラハラの後遺症はこわいのか③（カサンドラの後遺症含む）
なぜモラハラの後遺症はこわいのか④-いつも選ぶ相手に不安定さがつきまとう-

真のモラハラ加害者に、加害者にさせられていませんか？
毒親とモラハラ加害者の共通点
 なぜ毒親への期待をやめられないのか-身内と他人について-
なぜ問題のある人に執着してしまうのか
 相手の気持ちを考える時の注意点①

「自分が変われば相手が変わる」による苦しみ
 どうしても離婚に踏み切れないあなたへ
 人生の選択に迷っているあなたへ

お気軽にご相談ください（ご相談メールフォームです）。
https://www.takehearts.com/script/mailform/mail/

ホームページです
https://www.takehearts.com

アメブロです（記事一覧）
https://ameblo.jp/takeheart

Twitterです
https://twitter.com/takeheart_d

Instagramです
https://www.instagram.com/takeheartand/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？