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2024年10月に読んだ本「納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々(品田遊)」

毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。2024年10月は「納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々(品田遊)」です。

10月は仕事量の調整をミスって、あんまり本読めなかったな…3冊半ぐらいですかね。

この本はずっと発売を楽しみにしていたので、すぐ買いました!

こちらのマガジンを加筆・修正し、再構成した1冊です。もちろんマガジンも購読してるんだけど、前作「キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々」も面白かったので絶対に読みたかった。

いやーいいよね。恐山氏は作家先生でもあるんだけど、人間らしさというかかなり抜けてる部分というか、そんなところが愛くるしくてスキです。

あと彼の文章は、ときたま現代文の問題文を読んでいる気持ちになるので、普段使ってない脳みその部分が刺激されている心持ちになる。

なにかを突発的にやったり、はたまた忘れるわけないことを忘れたり、自分じゃしないだろうなってことを彼は軽々とやってみせている。ほかの人ってこういうふうに生きてるんだ〜っていうのを垣間見られるのがたのしいです。

とりわけおもしろいのは、行動より思考かなあ。いや思考に基づいた行動というか、そんなふうに考えて、そんなふうに動くんだ! という発見がある。

表題作? の「納税、のちヘラクレスメス」の日記は、そんなことある!? の連続でかなりおもしろかった。

ひとの「生活」の部分ってあんまり見ることがないので、日記を読むって楽しいんだろうね。

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