竹花 美里

にかほ✈︎札幌 フリーライター https://linktr.ee/takehanamisato

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マガジン

最近の記事

2024年10月に読んだ本「納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々(品田遊)」

毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。2024年10月は「納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々(品田遊)」です。 10月は仕事量の調整をミスって、あんまり本読めなかったな…3冊半ぐらいですかね。 この本はずっと発売を楽しみにしていたので、すぐ買いました! こちらのマガジンを加筆・修正し、再構成した1冊です。もちろんマガジンも購読してるんだけど、前作「キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々」も面白かったので絶対に読みたかった。 いやーいいよね

    • またあえる日まで 2024/10/23〜11/4

      10月23日(水) 小学校2年生のときの離任式の日、離任する先生のうち、ひとりの男性の先生が玄関のコモンスペースで「またあえる日まで(ゆず)」を弾き語りしてくれていた。 名前も忘れちゃったけど、いい先生ってどんな先生なんだろう? と思うたび、そのひとのことがちらりと頭に浮かぶ。その曲を聴くたびに、名前も思い出せない先生の記憶がよみがえる。 他にもいっぱい浮かぶ。ひねくれガキに正面から向き合ってくれた先生も、スマートなのにアツい先生も、強い信念を持って教師になった先生も、

      • 純度100%の嘘 2024/10/8〜10/22

        10月8日(火) 朝起きてカーテンを開けたら、一瞬外が白く見えて息をのんだ。さすがにまだ雪じゃなかった。 10月9日(水) 大切なものが増えるのは、どちらかというとこわいことだなあと思う。いつだって失ったときのことを考えてしまって。 わたしは、いままで歩んできた自分の人生を肯定したいがために、小説を書いてます。 いい小説が書けたら、つらかったけどあの経験してよかったなって思えたり、やっぱりあの人との出会いってわたしにとって大切なものだったなって再確認できたりするから

        • たった1行のタイトルに 2024/9/14〜10/7

          9月14日(土) 大切ないきものを預かった。 9月15日(日) いきものがいると、家にいても謎の罪悪感が生まれずに済む。 9月16日(月) 9月17日(火) LINEのプロフィール画像かえたいけど、なににしよっかなって選んでるうちに面倒になって、結局いつもそのまま。(追記:かえました、ほかのSNSもついでに一新した) 9月18日(水) 「しらふで生きる(町田康)」まだ途中なんですけど、自己評価って世間の評価より基本的に高いものだから…‥っていう部分を読んで、な

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        • 読書記録
          5本
        • 日記
          78本
        • 随筆
          33本

        記事

          2024年9月に読んだ本「13ヵ月と13週と13日と満月の夜(アレックス・シアラー)」

          毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。2024年9月は「13ヵ月と13週と13日と満月の夜(アレックス・シアラー)」です。 これは児童文学なんだけど、大人にも読んでほしい! 大人にとっても大切なことがたくさん詰まってるし、なにより大人が読んでもほんとうにおもしろい。 小5〜6くらいのときに一度読んだんだけど、おもしろすぎてページをめくる手が止まらなかったことを、今でも覚えています。そんな経験は初めてだったし、そんな小説に出会えたことも今までで数えられるくら

          2024年9月に読んだ本「13ヵ月と13週と13日と満月の夜(アレックス・シアラー)」

          2024年8月に読んだ本「くちびるに歌を(中田永一)」

          毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。2024年8月は「くちびるに歌を(中田永一)」です。 ずいぶん前に読んだことあるような気もするんだよな。どうだったかな。中田さんの小説は「百瀬、こっちを向いて」を読んだと思う。学生ものが多いのかな? わたしも好きです。書くのも読むのも。 長崎県・五島列島が舞台で、合唱部の中学生が主な語り手の青春小説です。ちょこっと調べたところ、2009年NHK全国学校音楽コンクール課題曲「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」の作者、アンジェラ

          2024年8月に読んだ本「くちびるに歌を(中田永一)」

          決まりきった未来なんか楽しくない 2024/9/1〜9/13

          9月1日(日) 今年もぼくなつ終わっちゃった。虚無。 9月2日(月) 恐山氏と川添愛さんが対談してる。二人ともすきです。 明日は朝早く起きてがんばる! だから今日は早く寝る! 9月3日(火) 書いてないからしんどかったんだな。もうとっくにライフワークになってたみたい。息するように水飲むように、眠るように食べるように書く。 9月4日(水) 去年の夏と違うことは、アイスコーヒーをたくさん飲めたことかも。冷え性すぎて夏も寒かったので、去年までは暑い日もホットの飲み物

          決まりきった未来なんか楽しくない 2024/9/1〜9/13

          たぶん今日のこと一生忘れない 2024/8/25〜8/31

          8月25日(日) ノグリ食べたら部屋がラーメン屋さんの匂いになった。ワーイ。 8月26日(月) 2学期始まった。自分には直接関係ないけど、みんなががんばってると思うとやる気出ます。 1日って人間が勝手に決めた単位で、日々はいつでもつながってるんで、明日の自分のために、ちゃんとやれることやんなきゃですよね。その最たるものが早寝です。 あとは夜食べ過ぎないとか、面倒でも夜のうちにお風呂入っとくとか、そういう小さなことで、次の日の自分ががんばれます。 明日の自分ががんば

          たぶん今日のこと一生忘れない 2024/8/25〜8/31

          気持ちを沈める暇を与えるな 2024/8/13〜8/24

          8月13日(火) 本しか読めない毎日である。年末年始、お盆とか、人が休みのタイミングはどうも苦手で、外に出られないし、やる気も出ないし、なにもできない。わあ。 でも読書が捗るのでヨシ! 8月14日(水) パソコンに向かっても1文字も書けない日々を、ようやく脱した。 雨が降ったあとだけちょっぴり潮の匂いがする、この街のことが結構すきだよ。 あやふや文庫見てたら、児童書読みたくなってきた。むかしから同じものを何度も読んだり見たりする子どもだったので(自閉傾向ダネ)、幾

          気持ちを沈める暇を与えるな 2024/8/13〜8/24

          神童とか天才とか 2024/8/7〜8/12

          8月7日(水) 早起きは正義。生活習慣第一党の党首になろかな。 人間の本性、言葉じゃなくて行動に出るので、ちゃんと動いていきたいです。 「どうしようもなく辛かったよ(朝霧咲)」を読みました。改題前は「いつかただの思い出になる」なので、内容もちょこっと違ったのかな? ラストすごく好みでした。 8月8日(木) 世の中、神童とか天才とかスキですよね。生まれながらにして特別なものを持ってる人間がいると考えたら、いま何者でもない自分が楽だからですか?(トゲトゲ……) 夏

          神童とか天才とか 2024/8/7〜8/12

          2024年7月に読んだ本「彼女は頭が悪いから(姫野カオルコ)」

          毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。2024年7月は「彼女は頭が悪いから(姫野カオルコ)」です。 これは7月の初めに読んだんだけど、読み終えた瞬間から紹介したいなと思っていた。すごすぎる。 2018年に発表された小説で、第32回柴田錬三郎賞の受賞作品でもある。 東大生が、他大学の女子大生に対して集団強制わいせつ・暴行をした事件をもとに作られた小説なんだけど、こんなに事実に即してていいの!? というくらいそのままなのだ。(少なくとも、法廷で詳らかになって

          2024年7月に読んだ本「彼女は頭が悪いから(姫野カオルコ)」

          たなごころ 2024/7/27〜8/6

          7月27日(土) 言葉を飲み込むことができるようになったな。言いたいのに言わない、っていうわけじゃなくて、自分を押し殺さなくても心の中で消化して、無益なことを抑制できるようになったかも? 余計な一言をわざわざ言わないように踏みとどまれるようになったのですね。こうして亀の歩みで、人間としての第一歩を踏み出していますよ……。 7月28日(日) 平小の子どもが軒並みパソコンデビュー早かったの、いま思えば多くの家庭の親が電子部品メーカー勤めだからか。 わたしも例に違わず20

          たなごころ 2024/7/27〜8/6

          「やりたいことがない」人は、芽がたくさん出た人 2024/7/13〜7/26

          7月13日(土) 7月14日(日) 気合い入れるために化粧しても外に出られなくて、結局意味ない。 7月15日(月) いままでの人生で関わってきたひと総出演、みたいな夢を見た。死ぬんか? 7月16日(火) ↑続編を見た。走馬灯? ぼくなつ実況始まると夏を感じます! 小学校で流れてた給食準備の曲、そこでしか聴いたことないんだけど書き下ろしですか? 丁寧清掃(水曜日)はドラクエだったな。全校集会に向かうときの曲もあったけどなんだっけ。 7月17日(水) 1週間

          「やりたいことがない」人は、芽がたくさん出た人 2024/7/13〜7/26

          現在地がわからない 2024/7/6〜7/12

          7月6日(土) 最後まで読み進められる小説と、途中で挫折してしまう小説の違いってなんなんだろう。文体? 内容? もちろん合う合わないはあるけど。 最初は流れがゆっくりでも、途中からスイスイ進むようになるものもあるし。いちばん最初にわたしに小説を教えてくれた先生は、流れを河川に例えていた。 でも、読みやすさが必ずしもよいとは限らないんだよな。重々しい話なのにずんずん進まれてもね、というところもある(主に自分に対してですよ)。 ご飯食べるとさ、自分を構成する細胞の組成がぐ

          現在地がわからない 2024/7/6〜7/12

          話さなきゃいけないこと 2024/6/25〜7/5

          6月25日(火) ともだちと仕事って楽しい。 6月26日(水) 原稿を印刷した。なんか取り返しのつかないことをしてる気持ちになる。こわいよ!! 疲れた脳にNYO SWORD助かる。なんも考えなくていい。 6月27日(木) 客観ってなんだろ、100人いたら100の主観があるんじゃないのかな。マジョリティが客観ってこと? これだいぶ前にも書いたことある気がする。 あった。 6月28日(金) 世界における自分の比重がどれだけ軽いか、正しく認識できてからが本番だな。

          話さなきゃいけないこと 2024/6/25〜7/5

          2024年6月に読んだ本「Band Journal」

          毎月読んだ本のうち、いちばん心に残った本を紹介します。 2024年6月は「Band Journal(音楽之友社)」です。いきなり小説じゃなく、雑誌なんですが。 バンドジャーナルは吹奏楽関連の月刊誌なので、吹奏楽経験者はわりと広く知ってるかも。私も高校生のときによく読んでたな(音楽室に置いてくれてた)。 なんでまた10年振りくらいに手に取ったかというと、書いていた小説が吹奏楽関係のもので、後半に差し掛かるなりだいぶ行き詰まってきたからです。 高校以来吹奏楽はほぼやってな

          2024年6月に読んだ本「Band Journal」