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UXデザインって日常の振る舞いからも学べるのでは?というお話


UXデザインという言葉を知らないデザイナーはいない

というくらい世の中に浸透したUXという言葉。


UX(ユーザーエクスペリエンス)

「Experience:エクスペリエンス」が「体験、経験」と訳せるように、UXは「人がモノやサービスに触れて得られる体験や経験」のこと


僕自身、UXデザイナーではありませんが、建築を「空間デザイン」と共に「空間体験やコンテンツ体験」を大切にした仕事をしてきた人間としてUXデザインにはとても興味があります。


オーナーを務めるKURA COCOLONOでは空き家や空き蔵を利活用するために「体験型コンテンツ」と「地域コンテンツ」を目玉にした空間の再利用をしています。


実際に「体験型コンテンツ」がなければ超過疎地でもあるKURA COCOLONOにお客様を呼ぶことは難しかったと思います。

KURA COCOLONO近くにある世界でも評価の高いチョコレート専門店


みんなで体験を共有し、仲間になっていくそのプロセスをデザインし、帰りはお客様の個人的な悩み相談にまで発展するくらい濃密な時間を一緒に過ごさせていただいてきます。

いつもオープンしているわけではないので、ご依頼があれば日程調整をし、オープンするというスタイルです。

少しずつ認知度も上がり、問い合わせも増えています。


このような体験型のコンテンツやプロジェクトを考えたり、例えばnoteの記事を書く時もそうですが、僕はいつも日常の人々の振る舞いに目を向けるようにしています。

お客様の気持ちを理解するために、街で見かける人々の振る舞いや仕草を見て、体験デザインの手がかりを探します。


noteを書き始めた今年の2月にも、電車に乗ったり街を歩いて、noteを読むであろう人たちの気持ちを考えてからnoteを書き始めました。

電車に乗った時は早く降りる人で5分、長くても20分くらいであれば、それくらいの記事の長さにした方が良い、などユーザーの気持ちが存在する日常の振る舞いからヒントを探しました。

しっかり投資としてnoteを読む人ならどんな記事が良いのか、なども検討するためにカフェに行ってみたりもしました。


KURA COCOLONOでは「旅」をコンセプトに添えて、非日常を頼んでもらいながら「最高の休日」を演出しています。LEXUS DESIGN AWARDで評価をいただくことで、世界的な価値を持つ体験としても楽しんでいただけます。これも東京に住む自分の体験を元に考えたり、経験を大切にする時代を予見しての試みです。


そんな日常の振る舞いを観察することを大切にしている中で先日、白白庵というアートギャラリーでお茶を点てていただきました。その時「振る舞う」という心はUXデザインに繋がるのではないかと感じました。相手を思い、相手の心理や真理を感じ取り、こちらの思いや世界観を提供する。そして余韻を残しながら、次に繋がる(投資になる)体験を提供する。


まさに振る舞いの心こそがUXデザインではないでしょうか


そんな気持ちになりました。

僕はUXデザイナーではないので、少し違った見解かもしれませんが、人を思う気持ちはとても大切な気がしています。


竹鼻良文/TAKEHANAKE代表

TAKEHANAKE design studio HP

TAKEHANAKE BRAND


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