星の人とちひろさん
『ちひろさん』を観た。
カフェで有村架純さんがすごくよかったときいて、ネットフリックスを登録した。
水商売をしていた女性が弁当屋さんで働いていて、その街と周りの人との話。
私はその映画を観て、主人公は水商売をすることで、自分の中の鍵を開けたんだなと思った。
映画の中に出てくる(同じ星の人)という表現もよく理解できた。同じ星の人に出会うと、不思議と共鳴しあう。年齢も立場も性別も関係なくて、他の星の人からしたらなんのことかわからない表現が理解できる。星の人にであうと、知らない自分が引き出されていく。
ある日、その星の人は好きな人が結婚することになって落ち込んでいる同僚を励ましに連れてきた。
「結婚したってまた離婚するかもしれないじゃないの、」
『私、他の同僚はいやだけど、あなたのことは好きよ。』
その人のゴムみたいにのびる肌をつまみながら、
女性は話し、その人はされるがままになりながら、カウンター越しに私達に笑いかけた。
星の人とは私ともいくつかのエピソードがあるのだけれど、私はばかなことをして、星の人は、ほんとに星の人みたいにわからなくなってしまったのでw
星の人とその周囲の人との会話が続いていたら、そこを通じて私は若い頃、社会や自分を肯定的にみていたのかもしれないなぁと思う。
だけれど、そのカケラのような経験は、私に生命力と勇気を与えてくれて、その後も色んな人に職場の人にもお世話になったり迷惑をかけながらも、なんだかんだと暮らしている。
ちひろさん、私はちひろさんみたいな親切なことは到底できないけれど、世界を優しい目でみることはできると思うし、自分をぎゅっとしたくなる映画だと思った。
あまり似てないけど、ちひろさん見ながらの素描w
#ちひろさん #映画#自己肯定感#暮らし#星の人#有村架純#人生
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