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息子たちの写真を整理していたら、すでに故人となった伯父や伯母、長いこと逢っていない親戚や友人たちの懐かしい写真が出てきました。アルバムではみな、赤ちゃんの息子を抱いた姿です。「そうそう、お祝いもいただいたんだ」。息子がくるまれた毛布や可愛いベビー服を眺めながら、当時を懐かしむ幸せな日々です。

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昨年春に社会人になった長男が、新入社員研修を終えて配属先が決まり、一人暮らしをするためにアパートを探していた頃に「大学に通っているときに奨学金を借りてなくて大変感謝する場面が多いです」と親子LINEでお礼を書いてきたことがあります。

支給元の方針によりますが、一般的に奨学金は低金利で借りられる学費です。ですから返済する義務があります。借りる金額にもよりますが返済に20年ほどかかる場合もあるそうです。幸いにも我が家の場合、長男の大学4年間にかかる費用は、ほかから借りることなく支払うことができました。

そのために私は、彼が生まれたときのお祝いのお金や児童手当、帰省時に祖父母からもらうお小遣いやお年玉などをすべて貯蓄にまわしていたのです。  ~その様子を長男から「僕たちがもらったお年玉なのに、お母さんは僕たちに渡さないで、みんな貯金しちゃう」と不服顔で訴えられたこともあります。(苦笑)~

思い返せば長男がこの世に誕生したときにお祝いをくださった方たちが、彼の最初の学費支援者だったのですね。

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  「人は一人では生きていけない」

  「たくさんの人からお世話になって今がある」

長男を抱いて写真に写る、一人一人に感謝する時間でした。


今だからふり返れることがある。一人では難しいときに思い出をたぐるお手伝いをいたします。



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