![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107202193/rectangle_large_type_2_0bfe8f6571173f82c08b9e132a6888d5.jpeg?width=1200)
骨董屋さんが来られました!
10時に骨董屋の「豊後」さんが来られるので、
9時半頃から長女と実家に行ってスタンバイしていました。
10時過ぎに「豊後」さんが、女性社員の方と二人で到着。
袋に入ったお菓子を差し出されました。
「これ、よかったらどうぞ」
「え、そんな!こちらがお世話になりますのに!」
「昨日、熊本まで行ってきたんですよ。
その時に買ったものですから(^_^)」
「そうですか。それではありがたくいただきます(^_^)」
「まごころ堂」さんに紹介していただいただけあって、
本当にいい方のようでほっとしました。
まず、「裏の家」を見ていただきました。
いくつか値段をつけていただいた後、「表の家」へ。
座敷に置いてあるものを中心に、丁寧にチェックされています。
私にはこういったものの価値は全く分かりませんが、
「これは3(3000円)、これとこれとこれはまとめて5(5000円)」
というように値段をつけていき、
それを女性の方がノートに記録されていました。
そこへもう一人、男性の社員の方が到着。
車が1台だと載らないかもしれないので、2台で来られたようです。
それから古い2階へ移動しました。
漏電防止のため電気を止めているので、奥の部屋は真っ暗です。
それぞれ懐中電灯を持っていただきました。
私たちだと見ないようなところまで、きっちりと調べていかれます。
男性の社員さんが屏風を木の箱から出されたので、
初めて見ることができました。
字だけのものもあれば、
いろいろな絵を複数貼り付けたものもありました。
古い掛け軸も十幅ほどありましたが、
ボロボロだし、あまり大したこともなかったようです。
的確に査定をされる「豊後」さんを見ながら、
ここに至るまでに、どれほどの勉強?修練?を
積まれたのだろうと思いました。
そうこうするうちに妹が帰ってきて、あちこち片付けを始めました。
妹がどんどん片付けてくれるので、本当に助かります。
片付けの方は妹に任せ、蔵の方へ移動しました。
その途中、庭を眺めていた「豊後」さんが言われました。
「この石灯籠もいいですか?」
「いいですけど、これも引き取っていただけるんですか?」
「ちょうど庭を造っている人がいて、
石灯籠が欲しいと言っていたんですよ」
「そうなんですか!使っていただけるのであれば嬉しいです(^_^)」
「わかりました。今日は運べないので、また取りにお伺いします」
まさか石灯籠も引き取っていただけるとは・・・。
蔵に蚊取り線香を置いたところで、
近くのお店にお弁当を買いに行きました。
もちろん、「豊後」さんの分もあわせてです。
お茶とコーヒーも準備して冷蔵庫に入れました。
汗を流しながら作業をされている「豊後」さんに、
「お昼になるので、どうぞ休憩されてくださいね」
と声をかけました。
「ありがとうございます。じゃあ、1時に・・・」
そこで娘と、どこで食べていただくか協議しました。
表の家は、片付け中のものでごった返しています(-_- )
そこで、裏の家のテーブル(ちゃぶ台)を使うことに決定。
1時過ぎ、「豊後」さんが作業をやめられたので、
裏の家に案内しました。
すでに長女が座布団を敷き、お弁当やお茶も並べてくれています。
ありがとう、長女!
「豊後」さんが昼食休憩に入ったところで、
私たちもお弁当を開きました。
しばし休憩です。
妹は父の面会に行きました。
しばらくして「豊後」さんが活動を始めたので、
私も蔵に行ってみました。
蚊取り線香がしっかり働いてくれており、蚊は飛んでいません。
蔵には父が表装をし直した掛け軸が10幅ほどあります。
父はこれらを気に入っており、
季節にあわせて掛けかえては楽しんでいました。
ですが「豊後」さんによると、
表装をし直したものは買い取りが安くなるとのこと(^_^;)
確かに、昔のままじゃなくなりますものね。
結局、掛け軸は全て期待外れに終わりました(^_^;)
捕らぬ狸の・・・です。
それから、木箱に入った明治時代?のお皿を一つ一つ確認されて、
良さそうなものを選り分けられていました。
私は邪魔にならないようにしながらも、
どんなものか興味があるのでそばで見ていました。
箱の中からお線香が出てきたのですが、
それも買い取ってくださるとのこと。
そこで、お仏壇の周りにあったお線香も
使うくらい残して、引き取っていただきました。
その後、引き取るものを土間の方に運ぶ作業に入ったため、
私はその場を離れました。
妹も面会から戻ってきて、また片付けを始めました。
その間男性社員の方は、
古い2階から屏風等大きいものを土間に運びおろした後、
あちこちから出てきた割れ物を一つ一つ新聞紙にくるんで、
大きな段ボール箱にせっせと詰めておられました。
特別高価なものはありませんが、
数がたくさんあるので大変だったと思います。
途中で長女に、近くのお店から
お土産のお菓子を買ってきてもらいました。
明治時代から続く老舗のお菓子屋さんです。
全てが終わったのは、15時半頃。
5時間くらいかかったことになります。
お土産とコーヒーをお渡ししてお見送りしました。
それから妹とともに片付けをし、
妹がK市に戻った後、私達も実家を後にしました。
今回いただいたお金は、実家の片付けに充てる予定です。
もちろんこれだけでは全然足りませんが(^_^;)
夜、スマートウォッチを見たところ、9000歩を超えていました。
疲れましたが、実家が着々と片付いてきているのが嬉しいです。