バンクシー展 in横浜
9月7日、横浜で開催されている展覧会「BANKSY バンクシー展 天才か反逆者か」に行ってきました。
平日なのでガラガラかなと思っていきましたが、思った以上に人が多くてがっつり密でした(笑)
バンクシーについては、世界中で話題になっているにも関わらず、☟中田敦彦さんの「YouTube大学、エクストリーム芸術 バンクシー編」で初めて知りました。見終わってすぐにInstagramもフォローしておきました。
今までは美術館に行ってもをなかなか楽しめませんでしたが、動画が面白すぎてすぐに行きたいと思いました。
大学生になって読書をしたり、多くの人に会うことで、視野が広がったことを認識できる気持ちの変化でした。
バンクシーの作品はキャッチーでユーモア溢れるように見えますが、その背景には消費主義や資本主義に対する鋭い社会風刺や政治的なメッセージが込められています。
展覧会で作品を見ることで、アートそのものだけではなく、バンクシーに対する人々の反応や議論までもがバンクシーの作品であるということを理解できたような気がします。
展覧会では音声説明を受けながら作品を鑑賞することができます。
音声には、所々で「どう思うかはあなた次第です」という趣旨の部分があります。バンクシーの作品には、反資本主義であると単純に捉えることができる作品もありますが、人によって捉え方が違うような作品もたくさんあります。
実際に、作品を見てもバンクシーは何を伝えたかったのかよくわからない作品もありました。
「天才か反逆者か」←バンクシー展にぴったりだと思います。
展覧会に行ってみた結果、、、バンクシーは天才だと考えます。
「反資本主義はプロモーションなのではないか」と言われることもあるそうですが、バンクシーの作品によって、パレスチナ問題、貧困やスラム街の現状、資本主義の搾取、などが明るみに出ていることは事実です。
アートを通して人々に対して考える機会を提供し、作品を盗んで金儲けしようとしている人達がいることでさえも、資本主義の現状を伝えるのに利用しようとしているのではないかと思います。
展覧会で印象に残った作品3点を紹介します。作品の簡単な紹介は、バンクシー展のホームページとYouTube大学から引用しています。
1、Dismaland(ディズマーランド)
ディズニーランドを大々的に揶揄したbesument(←理解できないことによる混乱) parkです。
2015年夏に人夏限定でオープンし、15万人が来場し35億円という大きな経済効果をもたらしました。
2、モンキーパーラメント
シニカルでナイーブな政治的偶像破壊と呼ばれるであろう作品です。議員たちによる経費不正申告という国民的スキャンダルに応じて登場した作品で政治に対する不満の高まりを表しています。
3、ナパーム弾
ベトナム戦争で火傷を負った少女キムの両側にアメリカ文化と資本主義のアイコンを配置した作品です。バンクシーはこの作品によって、アメリカがその市民と他国の代表者たちをどのように受け止めているのかを、広く資本主義への注意を促したいと考えました。
マクドナルドとミッキーマウスは、少女を救おうとしているのでしょうか、それとも逆に恐ろしい結末へと導こうとしているのでしょうか。
「この世で最大の犯罪を犯しているのは、ルールを破る人たちではなくルールを守っている奴らだ。爆弾を落とし、村を虐殺する命令に従う奴らなんだ。」バンクシーはこう考えます。
初めて自発的に展覧会に来ました。
冒頭にも述べた通り、様々なものに興味が出てきて、楽しいと感じるものが多くなってきた感覚があります。
東京にはより多くの機会があると思うので、これからも興味があることは色々経験していこうと思います。
読んでいただきありがとうございました。