カルガモ走行でワクワクする新しい移動体験を作れるか?
追従走行型ロボティックモビリティPiiMoの活用が始まったので、今回はご紹介も兼ねて、「移動」について考えてみます。
減らしたい移動と減らしたくない移動
ヒトやモノが動くというのは、様々な活動の大事な要素。
「移動」というのは、多く場合は手段であって、文字どおり、目的は目的地にあるので、移動自体を無くせるモノなら無くしたいと思う方も多いかと思います。
移動時間を有効活用するために、様々な取組みもされています。例えば、先日始まった新幹線のビジネス車両。
一方で、「減らせない」移動や「減らしたくない」移動もあります。
それは目的地内での移動。観光地での「散策」なんていうのは、その代表格でしょうか。移動すること自体が目的になるやつですね。
一時期、都内で流行ったリアルマリオカートみたいなものも、都内を動き回る新しい散策だったのかもしれません。(残念ながらな結果になってし待ったっぽいですが・・・)
そんな観光地の散策や周遊に開発した『追従型ロボティックモビリティPiiMo』を使って頂けるケースが出てきました。
PiiMoの詳細は、以下の記事などをご覧頂けるとありがたいのですが、ざっくり言うと、WHILLさんのパーソナルモビリティにセンサとかAIとかのロボット技術を追加して、カルガモの親子のように自動的に先頭車両に付いていくことができるようにしたロボティックモビリティです。
やまなし昇仙峡
このPiiMoを使ったサービスを提供頂いているのが「やまなし昇仙峡」。
紅葉がきれいな昇仙峡をPiiMoに乗って、気持ちよく散策できます。先頭車両はスタッフが操作するので、後ろの車両に乗って頂ければ、ガイドを聞きながら、ゆっくりと歩き疲れることなく、自然の気持ちよさ感じながらの走行を体験頂けます。場所、日時などの詳細はこちらで確認ください。
With コロナ、After コロナの観光復活ということや、初日には長崎 山梨県知事に試乗頂けたこともあり、ワールドビジネスサテライトなど各種メディアに取り上げて頂くこともできました。
2台目からの様子は武田菱丸くんがレポートしてくれています。
観光地とか名所というのは、多くの場所がなかなか行きにくい場所にあるものです。坂があったり、階段があったり。PiiMo自体は階段は走行できないのですが、ある程度の上り坂・下り坂は大丈夫ですので、これまで長距離の移動に不自由がある方やちょっと心配という方にも使って頂けます。
そして、特に移動に問題なし!!という方にも、新しい移動体験を味わって頂けるのではないかと思います。知事も
テーマパークのアトラクションみたいで乗っているだけで楽しい。
という表現をWBS内でして頂いていました。ディズニーランドのハニーハントのような感じを屋外で体験頂けるような感じでしょうか!?
ちなみに、安藤調べでは、おそらく屋外公道で隊列走行して観光地を走るというのは日本初なのではないかと思います。
1名1000円(税込)となりますが、もし昇仙峡に行かれる際には是非お楽しみ頂ければと思います。
体験レポートなどの続報は、「シンゲンランド【公式】」などにアップされるとのことです。
天王洲アートツアー
山梨はちょっと遠いという都内の方には、今週末にピンポイントで使って頂いているのが「天王洲エリア」。
天王洲と言えば、寺田倉庫さんのご尽力も有り、一大アートエリアになっています。先日まではGUCCIがブランド100年のイベントをやったり、12月まで「バンクシーって誰?展」もされています。
そんなアートの街「天王洲」を巡るツアーが実施されています。私も以前天王洲のエリアを見て回ったことがあったのですが、少し距離があるところもあるんですよね。
この週末は、天王洲エリアに複数存在する屋外アートを追従型ロボティックモビリティ「PiiMo」に乗って頂きながら、見て回ることができるようになっています。(こちらは無料です!)
というわけで、
人手不足の解消、移動時間短縮、移動時間の効率化などのためのテクノロジー活用というのは、もちろん嬉しいケースが多々あります。
その一方で、移動そのものが楽しくなる、ウキウキする。
そんな新しい移動の体験があってもよいかもしれないと思っています。
まだまだそんなテクノロジーの可能と事業の可能性を引き続き探って行ければと思いますので、コラボなどのご興味ある企業の方などがいらっしゃいましたら、是非ご連絡頂ければと思います!
では、また来週〜
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安藤健(@takecando)
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