Fラン将棋部昇級日誌 その4(最終回前半)

4年生

4年生になると理系では普通研究室に配属されます。そこで実験やらなんやらをやって卒業論文を書くということをする1年間になります。
自分もご多分に漏れず3年の3月に研究室が決まり4月から研究室での活動が始まるはず...でした。

自分はその後ほぼ研究室に行かずに卒業しました。なぜ行かなかったのとかの経緯は正直話したくないので省きます。
ただ行ってないという罪悪感があったので何かで気を紛らわす必要がありました。それが将棋です。
自分はなぜかテスト前とかやらなきゃいけない課題がある時になーぜーか将棋のモチベが上がります。クソですね。
なので4年生なのに将棋は結構強くなったと思います。研究室に行かずに部室で後輩と将棋を指したり大会に出たり、新しく部費で買った大盤を使って部員同士で大道詰将棋を解いたりしました。駒と口を動かしながらやるので一応解ける問題もあったりして楽しかった覚えがあります。

少し遡りますが後期の期末試験期間が終わるか春休みになるかぐらいの時期、急にボードゲームが流行りだしました。

だれかが突然にトイザらスに行って人生ゲームやカタンを買ってきた事が契機になりました。
今までの暇つぶしといえば麻雀、たまに4人将棋やワードウルフ、タワーディフェンス系のゲームという感じでした。
ただ部室にいる人数がバラバラでもokかつ、だれでも簡単にできるみたいな遊びがありませんでした。
そこに入ってきたボードゲームという存在は瞬く間に部内で流行りました。
カタンから始まりモノポリー、ブロックス、桜降るよに決闘を、ナンジャモンジャ、モンスターメーカー、サイズなどなど挙げればきりがないほどのボードゲーム達はいつの間にか部室の片隅を我が物顔で占拠するようになりました。
そのうちいろんなボドゲを遊びたいと思いボドゲを買いに横浜まで行ったり、団体戦の帰りに秋葉原に寄ってみんなでボドゲを買ったりもしました。
自分は行きませんでしたがコミケのボードゲーム版のゲームマーケットに行った部員もいまし

そんな思い出深いボードゲーム達ですが自分の中で一番印象に残っているのはサイズ-大鎌戦役です。
サイズはプレイ時間も大きさも超重量級のボードゲームで何もわからないところから準備するまで1時間以上かかるほどパーツの種類やルールが細かいゲームです。
始めてやった時は1ゲーム終わるまでに7時間ぐらい掛かり、終わる事には日が出ていました。
普通だったらこんなに時間のかかるボドゲは疲れるから嫌だとなるのが普通だと思いますが自分はそのゲーム性に惹かれてしまい時間が掛かりすぎる事承知で時々サイズを提案しては断られていました。

こんな感じでプレイします。一応1人プレイもできるので興味を持った方は是非。ただお値段も超重量級ですが...(本体が1万円、拡張セットが4つぐらいあって三千~5千ぐらい)

話を戻しますがボードゲームが流行りすぎて春休みはボードゲーム一色になりました。
誰かの家で徹夜でボードゲームをして日が出る頃に解散、昼すぎに部室で集合する予定もみんな寝坊して結局集まるのは4時過ぎ、そこからボードゲームをして部室が閉まる頃誰かの家に行ってボドゲをする...という生活をしていました。

そんなこんなで4月になって新入生が部室にやってくる頃ですがまあ部室が汚い。
長机の上でカードゲーム、床はボードゲームが2つ、となりで将棋と足の踏み場がない状況でした。
自分が新入生に活動日や活動内容を紹介したときは隣に炊飯器が置かれていたのを覚えています。それぐらい雑多で汚い状況でした。

そんな状況で入ってくるもの少なくこの年の新入生は一人、危機感を感じてビラ配りを頑張ったりしましたがあまり効果がありませんでした。

後何故かこの時期部内でスポーツが流行りました。以前も部内でジムに行くのが流行ったりもしましたが今回は特に野球が流行りました。
もともとみんなで何かをするのが好きという連中が多かったからなのしれません。
誰かがキャッチボールをしようと言い出して近くのホームセンターに行って野球のグラブとボールを買って自分もキャッチャーがやりたいなと思いAmazonでキャッチャーミットを買いました。
伝手を辿ってキャッチボールができる場所を借りそこで変化球を投げたり遠投したりしました。今思うと大分ファンキーですね。ただ当時は本能のまま楽しいことを追い求めている感じがして楽しかったです。
遠投した後ぎっくり腰になったのは思い出したくない記憶ですが。

そんなこんなで春の団体戦になりました。前回頭ハネを食らい昇級できなかったので今度こそはと思いましたがなんと初戦負け。いつもの負けパターンになりました。その後自分は体調不良で休んだ週もあり、結果は5位。
終わった後これで7人制は経験できなくなったと凹んだ記憶があります。

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