新小学1年生の親御さんへ。ゆっくり慣れていけるから大丈夫と伝えたい。
今年度小学校入学を迎えた皆さん。
沢山の書類提出、持ち物の名前付け、
早速お疲れのことと思います。
我が家の長女は小学2年生になりました。
去年の今頃は、「小学生活ちゃんとやれるか」
ものすごく心配し、不安が募っていました。
しかし1年過ごしてみて、
焦る必要無く、ゆっくり慣れていけるから
大丈夫だと気付きました。
私や夫が小学生だった頃(平成初期)とは
学校の雰囲気も、授業も、教育方針も、評価基準も、先生のスタンスも違います。
こどもの好奇心や自発性、その子なりの頑張りを
認めてくれる風土になっています。
特に一年生の最初は、保育園や幼稚園からのギャップを無くすよう、「スタートカリキュラム」が導入されています。(行政により多少内容や名前が違うこともあるかもしれません。)
※あくまで我が家の娘が経験した内容ですが
何か参考になれば幸いです。
●スタートカリキュラムとは
初めて知ってびっくりしたことは
・最初から教科の授業をしない
・時間割が無い
・自席に(長時間)座らない
ことです。
入学時点で「学校の席に座っていられるか?!」という心配は杞憂でした。
我が子の持ち帰ってくるプリントにも
(最初は連絡帳も記入しない)
「なかよしタイム」「わくわくタイム」「ぐんぐんタイム」など、楽しい言葉が並びます。
4月〜5月半ば頃まで、
このような時期が続いたと思います。
長女は、すくコムの記事同様、
わくわくタイムに学校探検し、
プールを見るために
職員室に鍵を取りに行ったこと、
プールのヘリに寝そべって水面を見たことを
目を爛々とさせて話してくれました。
GW明けに、ひらがなの練習に突入し、
夏休み前にやっと、ひらがなカタカナをかけるようになるくらいのスピードです。
時計が読めないといけないと思いがちですが、
時計の読み方は、3月になってから算数の単元で出てきます。それまでは、「長い針が数字の7になったら休みだよ」程度でなんとかなります。
未就学のうちから先取りしていなくても、ゆっくりのペースなので、過度な不安は必要無いなと感じました。
●通常授業
通常授業に移行してからも、
こどもの主体性や、個性を尊重する内容が
目白押しです。
教科を跨ぐ活動もたくさんあります。
長女が経験した内容の一部を紹介します。
♦︎生徒が疑問に思って発言したことをもとに
題材に調べる、まとめる、発表する
(例:どんぐりは実なのか種なのか討論する、ヤゴは何なのか調べ、育てて観察する等)
♦︎皆で同じ植物を育てない。自分が育てたい植物を調べ、希望する植物の種を買い、その植物の生育に適切な鉢を自分で買い、それぞれ育て観察する(枯れても、枯れた絵を図工で描き、生活の時間になぜ枯れたかを調べる等)
♦︎運動会→皆で揃ったフォーメーションでのダンスの後、即興の創作ダンスタイムがある
♦︎箱を使う授業→算数で利用したあと、図工で制作に使い、発表する時には国語の時間に台本をつくる
♦︎外国語の授業→英語の発音などではなく、どちらかというと文化の違いを楽しむ内容になっている様子。長女はインドの風俗(挨拶や文字、服装)に興味が湧き、授業後色々調べたらしい。
また、上記の活動に、iPadの利用が頻出しますが、操作方法は授業で丁寧に教えてもらえます。
低学年でも直感的に使えるようなアプリを利用したりもするので、これも先取りして慣れさせなきゃ!!という心配は必要無いと思いました。
※自宅学習やオンライン授業については
また別の機会に書きます。
●評価について
知識や技能などの部分もありますが、
思考・判断・表現や、主体的に取り組む態度
についても重視されるようです。
長女がもらった通知表の所感にはこのように書いてありました。(私も長女も大好きな担任だったので、この言葉が宝物になりました)
●まとめ
長くなりましたが、言いたいことは
「とにかく焦らなくて大丈夫」
「その子なりの好奇心や着眼点を大事に」
「遊びの延長に学びがある」
ということです。
焦る気持ちや不安感が
少しでも減ったら嬉しいです!