第2章 列島が育む食材 05-01.野菜―渡来時期:特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」見聞録 その07
2024年02月09日、私は国立科学博物館を訪れ、一般客として、特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」(以下同展)に参加した([1])。
野菜の渡来時期は種によって異なり、コンニャクとアズキは縄文時代に、ダイコンは弥生時代に、そして、ゴマとショウガは古墳時代以前に渡来した。一方、オクラとカリフラワーは明治時代に、ブロッコリーとモロヘイヤは昭和時代に渡来した(図07.01,[2]のp.46-49)。
現在栽培され、日本の市場に出荷されている野菜の数は約30科約130種類程度と推定されている。そのうち、日本原産、または日本も原産地の一部とされているものは約20種類弱である。その中でも、指定野菜は、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ピーマン、レタス、たまねぎ、ジャガイモ、および、ほうれんそうの14品目である(図07.02,図07.03,図07.04,図07.05,図07.06,図07.07,図07.08,図07.09,図07.10,図07.11,図07.12,図07.13,[3],[4])。
なお、図07.02~図07.13の標本の一部には、花が咲いている。
野菜の種類は意外と多い。ただ、大地の恵みに感謝するだけである。
参考文献
[1] 株式会社 朝日新聞社.“特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」 ホームページ”.https://washoku2023.exhibit.jp/,(参照2024年12月30日).
[2] 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」ガイドブック,168 p.
[3] 独立行政法人 農畜産業振興機構.“伝統野菜といわれるもの”.農畜産業振興機構 ホームページ.野菜.野菜の情報.月報野菜情報.テーマから探す.話題.2005年01月.https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/0501_wadai1.html,(参照2024年12月30日).
[4] 農林水産省.“指定野菜について教えてください。”.農林水産省 ホームページ.消費者の部屋.こどもそうだん.野菜・くだもの.https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0410/02.html,(参照2024年12月30日).