今西酒造 三諸杉を飲む
今西酒造株式会社(以下同社)は奈良県桜井市大字三輪にある、1660年創業の日本酒製造販売業である。また、「三諸杉」の銘は、三輪山の異称である「三諸山」とその杉に由来する([1])。
「三諸杉」ブランドの酒は創業当時からある地元流通の酒であるが、その各商品を紹介する([2])。
01.菩提酛 純米 300 ml瓶(図01)
菩提酛造りで造られる。菩提酛は酛(もと)の仕込み水に乳酸菌を増殖させたもので、具体的には仕込み水に生米と炊いたご飯を入れて酸性にした「そやし水」を酛の仕込み水として使用するものである([3])。
原材料は、米(国産)と米麹(国産米)である。アルコール度数は16度である。
2018年01月01日、同社参道店で同商品を購入し、06日に喫飲した。
色は淡黄色を呈する。
上立ち香は杉の様な香りを呈し、爽やかで重みがある。口中香も杉の様な香りを呈し、豊潤で濃厚である。
味はやや辛口であるが、甘味、酸味、および、コクも感じる。
私は通常、毎年01月01日に同社の近くにある大神神社に参拝するが、2018年でようやく同商品を飲めたことを嬉しくかつ有難く思う。
図01.菩提酛 純米 300 ml瓶。
参考文献
[1] 今西酒造株式会社.“会社概要”.今西酒造 ホームページ.http://imanishisyuzou.com/company.html,(参照2021年12月02日).
[2] 今西酒造株式会社.“三諸杉”.今西酒造 ホームページ.https://imanishisyuzou.com/mimurosugi_mw/,(参照2021年12月02日).
[3] 株式会社 辻本店(つじ ほんてん).“〈 御前酒 〉の酒造り”.辻本店 ホームページ.https://www.gozenshu.co.jp/about/,(参照2021年12月02日).