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よく分からん奇行短編小説と、連載長編小説です。
暴挙とも思われる事を書いてしまうが、それすら誰かの救いになるのなら、我悪辣の名の下に、太刀を振るう事鬼の如し、そういう事です。
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ディストラクションペキン
120円になりまーっす。って何でこんなやっすい値段で売ってくれんのマジ良心的だね。そんな君が世紀末を生き残る事を祈ってるぜ、OH!お釣りを貰いそこねた。だけど、釣りはいらねぇみたいな速度で出て来ちまったから、バツが悪くて仕方ねぇ。
ま、良いのさ。今日の俺は非常に上機嫌。なんてったって世紀末。みんなタピオカなんてちゅるちゅる吸って全く気付いてねぇけど、バリッバリの世紀末。気付かねえテメェは上空から
FULL HEART SESSIONS
11月15日、朝7時。
ぴったりにタイムカードを押して、掃除用具の入っている扉を開ける。
床の隅々まで掃除機をかける。今年に入ってもう3台目、ダイソンの掃除機が壊れるなんて、きっとそうそうないのだろうが、もうこれも吸引力が落ちてきた。
次はワイパーを取り、反発力の高いマットを拭く。足がズブズブ沈む。靴下越しに、冷ややかな感触が伝わる。
入り口に戻り、レジの電源を入れ、ここだけ暗い、ブラウンのブライ