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伝え方には「順番」がある
今日は「伝え方には順番がある」ということでお話ししたいと思います。
よくぼくは「ちゃんとマーケットを見て、相手を見て、自分の求められていることを書きましょう」「自分の求められているテーマで書きましょう」と言っています。
営業の仕事をしている人であれば「営業の極意」を書いてみる。Web デザイナーをやっている人であれば「見やすいWebデザインの話」を書く。会計士であれば「税金の話」を書いてみる、とかいったことです。
そうすると、いろんな人の役に立っていろんな人に読んでもらえます。
ただこういうことを話すと「でも、私は書きたいことを書くので大丈夫です」という人もいます。「別にノウハウなんか発信したくなくて、エッセイを書いてみたいだけなんです」と。
ぼくは、それもすごくいいと思いますし、自由に楽しく書けばいいと思っています。
しかし「より多くの、不特定多数の、いろんな人に読んでほしい」と思うのであれば、ちょっと話は違ってきます。
「何を伝えるか」の前に「誰が伝えるか」
というのも、人は「その人が誰か」がわからないと、内容がよくてもなかなか読んでくれないからです。「あなたが誰なのか?」ということを理解してもらわないことには、中身もなかなか読んでもらえない。
もちろん、ものすごく中身がよかったり、匿名であっても内容が優れていたら、たくさんの人に読んでもらえるということはあります。
ただそれは、結構ハードルが高いことでもあります。よっぽどオリジナリティがあって、よっぽど鋭い内容じゃないと「匿名の言葉」というのは届きにくいんじゃないかなと思います。
多くの人に伝えたいのであれば「伝える順番」を意識するといいよ、というのは、こういうことです。
つまり「まず、あなたが誰なのか」ということを示さないといけないということです。
「あなたは誰なのか」を示す3つの方法
まず「あなたは誰なのか」ということを示すためにも、この3つの発信をしてみることをオススメします。
ひとつは、きちんとプロフィールを書いておくということです。
プロフィールで「ああこういう人なんだな」とわかってもらえると、中身もすんなり読んでもらいます。
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2つめは「自己紹介のnoteを書く」ということです。
自分のこれまでの歩みを書いてみる。「ここいうことがあって、こういう仕事をしていて、こんな人生を歩んできて、今はこういう会社でこんな仕事をしています」と自己紹介のnoteを書いてみる。
3つめが「マーケットに受け入れられるようなnoteを書いてみる」ということです。
みんなが聞きたいこと、みんなが知りたいこと、みんながあなたに期待していることを書いてみる。そうすることで、多くの人に読まれますし、結果としてあなたという人をみんなが知ることになります。
言いたいことを言う。書きたいことを書く。それは自分を知ってもらってからでもぜんぜん遅くないと思うんです。
まず、自分の立ち位置をはっきりさせる。自分が誰なのかを明確にする。そうすることで、そのあとは何を発信してもわりと聞く耳を持ってもらえたりします。
1冊目で書きたいことだけ書ける人は少ない
本であっても、デビュー作から自分の言いたいことだけを言えるような人はなかなかいません。
有名な経営者や著名人であれば別ですが、普通は名前の知られてない人がただ「言いたいこと」を言っても、なかなか読んでもらえないのが相場です。
だから商業出版では、マーケットを見て、その著者にいちばんみんなが期待していることを書くわけです。そして本当に言いたいことは2冊目3冊目で書けばいい。そうすれば1冊目も2冊目以降も売れていきます。
逆に1冊目で「書きたいことだけ」を書いてしまって、それがマーケットにハマっていなければ「売れない1冊」で終わってしまいますし、多くの人にも届きません。
なぜタレントの意見は聞いてもらえるのか?
タレントさんが政治的な発言をすると聞いてもらえる、という現象もこの話です。
タレントさん、芸人さんがコメンテーターになっていろんな発言をしています。タレントさん、芸人さんの意見をなぜみんなが聞くかと言うと「その人が知られている人だから」です。
人は知っている人の意見なら聞く。知っている人の話なら聞く。これは普通のことです。
想像してみればわかります。いきなり誰か知らない人が寄ってきて、政治の話を始めたり、急にポエムを語り始めたら、ちょっと気持ち悪いって思っちゃうと思います。
ただ、見たことある人とか知ってる人とか友だちが「ちょっと聞いてくれる?」といって何か話し始めたら、中身が何であろうといちおうは聞くはずです。
これはぼくの意見というよりも「この世の仕組み」です。「まず誰が言うか」が明確になっているから「何を言うか」が効いてくる。
インターネットを使うと「情報だけ」をやりとりしてしまうので、案外そこに気付かないのですが、この「順番」を守ることでより多くの人に伝えることができるのではないかなと思います。
今日は、伝え方には順番があるということをお伝えしました。よい週末を。