「自分の山」を登ろう
ぼくもよく、有名な人やスゴい人のイベントを見に行ったり名刺交換をしたりしていた。それは憧れの気持ちもあったが、ちょっとだけ「仕事でつながれたらいいな」という下心もあった。
ただ、名刺交換をしたところで「じゃあ今度、オフィスにいらっしゃい」などと言われるようなことはなかった。憧れ気分でスゴい人に近づいても、まず仕事につながることはない。
スゴい人と仕事をしたいと思う人は多いだろう。大きな仕事をしてみたい、と。そこでやりがちなのがスゴい人のまわりをウロウロすることだ。イベントに出かけてみたり、SNSで話しかけてみたり。でもそういう恋は成就することは、ほぼない。ただ近づくだけでは意味がないのだ。
スゴい人はいわば「雲の上の山頂付近」にいる。その道のトップを走っている。よって、その山のふもとをうろちょろしても見えてすらいないのだ。
ぼくらがやるべきは「自分の山を登る」ことだ。つまり、腕を磨くことだ。山をひたすら登って雲から抜け出たとき、自ずとスゴい人はこちらを見つけてくれる。雲の上は、その道のプロフェッショナルだらけだ。
自分の山を登ろう。