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中国から日本に帰ってきてから自然湧いてくる感謝

先日、参加しているコーチングコミュニティの懇親会に参加。

その際に、代表から
「中国での生活を通して一番変わったことは?」
というご質問をいただいた。

実は1ヶ月くらい前にも同じ質問を他の方からされたことがあり、とっさに浮かんだのは

その1ヶ月前と同じ「人付き合いにおける距離感が掴めてきた」という答えだったのでそう答えたのだけど

その後、その質問を改めて自問しなおしてみたとき、”人付き合いの距離感”というのは得たもののひとつではあるけど

最たる望ましい変化は

「今はいつもご機嫌」

という心理状態の変化であることに気づいた。

日本に帰ってきてからというもの、自然と感謝の念が湧いてくることが増えた。

日々穏やかに過ごせるし
子どもも元気だし
街はキレイだし
食べ物美味しいし
フルリモートワークでも生活成り立つし
必要なものは揃えられるし
映画館はいい映画でいっぱいだし
役所も役に立ってくれるし
風呂では水も潤沢に出てくるし
無料で健康診断受けられるし

あ~なんてありがたいのだろう…

日本、いろいろ問題あるけど、なんだかんだでいい国だよな~という気持ちでいっぱいな日々。

10年以上中国で暮らし続けていたせいか、日本人の多くが”当たり前にあるもの”と何ら意識していないものの数々は、本来全然当たり前のものではない、ということがよくわかるようになった。

「当たり前のものはない」

これが日常に浸透していくと感謝できることばかりではなく、なにか問題が発生したときに他責的に考えることもなくなってきた。

本質的なところに考えも至りやすくなったように感じる。

「有り難い」の反義語は「当たり前」
だから「当たり前」がなくなれば「感謝」しか残らなくなる。

以前、中国に渡る前、まだ30代だったころ、日本で生活、仕事をしていた当時は別に悪人ではなかったろうけど、基本スタンスはダークサイドだった。

それが中国生活では気持ちが外に向かうようになり、友人・知人も劇的に増えて以前よりも遥かに楽しくはなっていた。

とはいえ、それでもまだダークサイドなヤツだったとは思う。そもそもが根に持ちやすいし、恨みつらみもままあった。変化と苦労が多いせいか、今生に期待するのを止めた時期もあった。

交通事故のあとに意識が朦朧としていたとき、まだ死んでいないと気づいて妙にガッカリしたことを覚えている。

こうした中国での日々はなかなか激しかったけど、それが今では日々穏やかに暮らしている。

日本では男手ひとつで子育てしているけど、大変ながら、それもホントに楽しい。

といいながらも、日々何もない訳ではもちろんなく、トラブルだの、緊急事態だの、疲れで身体が動かない、なんてことはちょこちょこ発生するのだけど、それに振り回されることもなくなっている。

自分の機嫌は、自分で治せるし、凹むことがあっても、凹むことを悪いとも思ってない

なので、日本に帰ってきてからというもの基本的に「いつもご機嫌」

親の機嫌がいいせいか、子どもも毎日楽しそうだ。

それが中国での生活を経て、日本に帰ってきてからの一番の変化かな。


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