かじるバターアイス超うまい
セブンにて絶賛再販中の「かじるバターアイス」だが、ほんとにほんとにほんとにおいしい。バイト先へ向かう道中、昼飯代わりに食べるソレだが、癖になりすぎて三日連続で食べてしまった。ただでさえダイエット中の女子大生が食べるブツではないのに、連日摂取するなど、もはや血糖値にノルマでもあるのかと言わんばかりの振る舞いだ。でも、ほんとにほんとにおいしいのだから仕方がない。
まずパッケージだが、ガリガリ君でおなじみの赤城乳業さんの、さりげなくも堂々とした主張がプリントされている。「赤城乳業」の四文字から得られる安心感はすごい。昭和のヤンキーでいう「四露死苦」の看板を背負ったアイスは、味、話題性どちらかは外れないと思っているし、実際にそうだ。これまた美牛コンテストで優勝したかの如き品格を備える、牛さんの愛らしさに鞭うつようにピリと包装を破くと、出でましたるは黄白の氷菓。9月に入り、夏のうだるような暑さからは解放されたとはいえ、スイーツ界の箱入り娘ことアイスにとっては外界はまだまだ敵である。のろのろとしていてはアイスが可哀想だ、早く味わわなければと齧ると、私の歯はねっとりとした甘塊に沈んでいった!例えるなら、高級なガトーショコラや餡子100%の羊羹だろうか。続いて口いっぱいに芳醇なバターの香りが広がる。昭和で愛された純喫茶のアイスを、最高級の材料と職人の技で磨き上げたような、品がありながら何処か素朴な味わいである。同時に溶けだしたアイスはまだ適度に粘度を残していて、名前の通り「かじる」こともできる。「濃厚なアイスクリームが食べたい」という、筆者の夢をぎっしり詰めたような一口だが、さらに嬉しい事に、かじるバターアイスの重さは"ご褒美"と等価だ。なんと………雪見だいふく2個分とほぼ同じ重量なのだ!なんてこった!
そして肝心の価格だが、これだけ濃厚な甘さと重量を備えて、なんと1個あたり税込154円だ。
まだ食べたことのない方にも、既に虜になっている方にも、かじるバターアイスはおすすめの一品である。