国連の拒否権
おはようございます!
国際連合ができて77年だそうです。
昔からなんだかなあ
と思っていたのが、
常任理事国の拒否権です。
この戦争はいけない
と決議しようとすると、
アメリカ、ロシア、中国などが
拒否権を行使して
決議が流れてしまいます。
第二次世界大戦の
戦勝大国の特権のようで
首を傾げてしまいます。
国連は機能不全に陥っている
との批判を耳にすると、
大きく頷いていました。
ところがです、
少し深く話を聞いてみると、
あながちそうでもないと思いました。
第二次世界大戦前の国際連盟には
拒否権がなく、
不満があると連盟を脱退して、
話し合いの席にすら
つかなくなっていたそうです。
日本やドイツ、イタリアなどは
連盟を脱退しました。
こうした脱退して
話し合いの場すらなくなることを防ぐために、
拒否権はあるのだと説明を聞くと、
なるほどと思います。
民主主義は極めて煩雑なプロセスです。
効率的ではありません。
しかし、少数意見も含めて、
話し合いの場が確保されています。
その場を確保するために、
先人が考えた仕組みです。
簡単に捨てるにはもったいない仕組みです。
今日もよろしくお願いします。
安島
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