世界は人だけではない
おはようございます!
苦手なものってあります。
知りあいの息子さんは少し変わっていて、
死んだ蛇がいても嫌な顔しません。
私は気味悪いのですが、
彼は安心できると言います。
何故なら、襲ったり危害を加えることが
絶対ないからだそうです。
それはそうだけど。。。と私は思います。
しかし、あながちヘンでもない
と思うことがありました。
養老孟司さんです。
戦中派の養老さんは、
天皇陛下万歳、鬼畜米英と
忌み嫌っていた大人が戦争に負けた途端、
教科書に墨を塗り、
アメリカ万歳、自由主義、民主主義
と言い始めたことに驚いたと言います。
多感な青年期の体験は
骨身に沁みたのでしょう。
人間を信じられなくなったと言います。
そして、死んだ人を相手にする解剖学に
傾注していきます。
死体は嘘をついたり、
騙したりしないから安心だと言います。
生きている人の方が、
よほど気味が悪いと言います。
松下幸之助、本田宗一郎といった
戦後の事業家・技術者は科学という
変わることのない真実を
戦争体験の反動で追求したのではないか
とまで書いていました。
なるほどです。
*
人は人と係わらなければ生きていけない
と言われます。
人との交わりが喜びの源泉
と言われることもあります。
しかし、世界は人だけではありません。
人間関係に疲れたら、
モノとか自然と触れ合うことも
私は良いと思います。
今日もよろしくお願いします。
安島
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