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身体が欲する文章
おはようございます!
好きな文章は変わってきました。
文章を気にし始めたのは
社会人になってからです。
勤めていた
外資系の経営戦略コンサルティング会社で、
社長が全世界の社員に配った、
Barbara Mintさんの
The Pyramid Principleが始まりです。
競合会社の本を全社員に配った社長も
たいしたものでした。
ロジカルシンキングの始まりの本です。
その日本支社長には、
社説をピラミッド構造に書き直して提出し、
毎日、添削してもらいました。
一年ほど続きましたが、
どうしてそこまでしてくれたのか
今でも不思議で、頭が下がります。
それから、
日本の経営戦略コンサルティング会社で、
日本語のてにをはを徹底的になおされました。
原稿が真っ赤になるほど添削してくれた
先輩には感謝しかありません。
中身ではなく、文章を直されました。
仕事で使う文章なので、
主語、述語、目的語などを正確に使い、
形容詞や副詞を省くことを教えられました。
正確ではありますが、
かなり長く硬い文章をであったと思います。
おまけに、
輸入した経営理論が大半でしたので、
カタカナが多用され
日本語らしくありませんでした。
いつしか、
仕事を離れて文章を書く機会が増え、
仕事の文体から離れて、
短い文章をポンポンと置く
軽快さがたまらなく、
解放感に浸った時期もありました。
そして、
糸井重里さんのサイトにあるいくら読んでも、
食べ過ぎたと感じさせない
白湯のような文章に憧れました。
内田樹さんの噛んで含むような
親切な文章にもほとほと感心させられました。
そして今は、村上春樹さんの文章が好きです。
漢字やカタカナを控えて、
ひらがな主体の開かれた文章。
すーっと入り込んできて
時々ハッとさせられる表現がたまりません。
ネット上で沢山の方の文章を目にしますが、
ふと目に留まると
それは村上春樹さんの文章です。
その時々の自分が欲する文章ってありますね。
次は、どのような文章に惹かれるのか
楽しみです。
今日もよろしくお願いします。
安島