交渉の力

おはようございます！

交渉で何が一番大切か？

その問いに、
「相手の痛みが分かること」
と応えた外交官がいました。

確かにそうです。

交渉とは単純に見れば、
両方共が受け入れがたい何かを
合意することです。

ですから、同じことでも、
こちらは受け入れがたいが
相手は受け入れられるとか、
相手は受け入れがたいが
こちらは受け入れられる
ということを細かく見つけていく作業です。

こちらの優先順位は
身内ですからわかるとして、
あちらの優先順位を
想像しなければなりません。

それには相手が何を痛いと感じるかを
想像できなければなりません。

さらに言うと、痛いわけではないが、
不安であるということまで想像出来たら
素晴らしい。

＊

ヘンなたとえ話ですが。

糞を食べるフンコロガシに
葉を食べる芋虫が、
「お前は糞を食べたいのか、
僕は食べないからいくらでもあげる」と言い、
フンコロガシは
「僕は葉を食べないからいくらでもあげる」
と言う状態が交渉の理想形です。

棲み分けですね。

今日もよろしくお願いします。

安島