「良い」制度の良し悪し
おはようございます!
導入したらよいと言われる制度はあります。
ただ、それを導入したらどうなるのかを
よく考えて置くことは大切です。
私には苦い経験があります。
年功序列を廃し、
実力主義の人事制度を入れました。
良い結果を出したら、良い評価にし、
良い処遇に直結させました。
若い人にも実力を発揮して、
のびのびと活躍してほしい
という思いからでした。
しかし、経営環境は思いのほか厳しく、
大半の事業部門で、
満足のいく成果が出ないことが
2-3年続きました。
良い評価も出ず、良い処遇を得られた人は
いませんでした。
結果として、
組織全体に倦怠感が漂ってしまいました。
また、良い結果が出せなければ、
新しい人をその責任者につけよう
という仕組みも入れていました。
しかし、優秀な人材が潤沢にいる会社は
多くはありません。
良い結果は出ないのですが、
新たにお願いするような人材もいなく、
結果として、
そのままの人事を
継続しなければなりませんでした。
何も変わらなかったわけです。
外からの採用もありますが、
採用市場も競争が厳しいものです。
一般的に良いと言われる制度でも、
個々の組織にあうかどうかは別問題です。
一方で、
「うちにはあわない」といって
やみくもに変化を嫌う傾向もあります。
この加減をどうするかが難しく、
考えどころです。
今日もよろしくお願いします。
安島
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