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欠落感

おはようございます!
 
新幹線でお出迎えと
お見送りをする光景があります。
 
新幹線改札口や列車の窓越しもあります。
たいていの人は一所懸命に手を振っていて
微笑ましいものです。
 
ただ、ビジネスで使うことが多い私は
今時、こういうことが行われているのだな
と感心してしまいます。
 
家で待っていれば相手は来るでしょうし、
家で送り出せばそれでよいのではないか
と思ってしまいます。
 
そこには大きな欠落感があるのでしょう。
別れてしまうとしばらく会えなく、
ぽっかりと家族の中に
穴が開いてしまうような感覚です。
 
欠落感を早く埋めるために
お出迎えに行き、
欠落感を先に延ばすために
お見送りに行く。
 
しかし、スマホが日常的な現在、
そのような欠落感は遠くなった気がします。
電話をすれば顔を見ながら
話がいつもできます。
 
一方で、既読スルーされることを
気にする人も多いものです。
連絡先から連絡先を削除することも
決定的な別れを意味したりします。
 
人はどのように便利になっても
欠落感からは逃れられないもの
なのでしょうか。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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