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ふるふると揺れる心で構える

おはようございます。

山登りには「偽ピーク」という言葉があります。

頂上に向け最後の胸突き八丁を登っている時、
あそこが頂上だと見定めて登るわけです。
しかし、その頂上まで行ってみると、
まだ先に頂上が見えたりします。
本当にがっかりで、
気持ちを立て直すのに苦労します。

レスリングの練習では、
トランプ・スクワットがあります。
ただ、1・2、イチニッとリズムよくするのではなく、
トランプをめくって出てきた数字の数だけ踏み、
すかさず次のトランプをめくり出てきた数だけ
また踏むわけです。
どんな数字が出てきても心乱さず対応します。

どのような状況が表れても
動じることがないよう
心を鍛えておくことは大切です。

一方で、剣の達人は、居着きを戒めます。
何かに執着したりすると、
変化に対応できないからでしょう。
剣の切先も絶えず小刻みに揺らすと聞きます。

そうしてみると、どのような状況が表れても、
不動の心をもってするのではなく、
絶えずふるふると揺れるしなやかな心で
対応するということなのでしょう。

仕事にも言えることですね。

今日もよろしくお願いします。

安島

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