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情理を尽くす

おはようございます。

情理を尽くすといいます。

組織のマネジメントで、
構成員の人に情理を尽くして説明・説得する
などと使います。

対外的な交渉でも、情理を尽くして
合意点を見出すなどとも使います。

理屈と感情の硬軟を駆使して
といったニュアンスです。

英語では、
Science & Art
がそれに近いニュアンスです。

さて、私が社会人新人の頃は、
Artに重心があったような気がします。

人徳とか信用、
そうした素養を持った年配者についていく
長幼の序といったものが
価値観の前面に出ていた印象です。

そこに対して若者が理を説くというのは
新鮮でした。

翻って、最近はScienceに重心があるようです。
Scienceが大手をふるっていて、
理科系の学生をたくさん生み出そう
などと言われています。

そうした中では、情を説くのが新鮮です。

今の情は何かというと、
多様性を認めるということでしょう。
私が社会人になりたての頃の情は、
限られた道徳に収斂していたと思います。

今は、経済が成熟して、
社会では多様性が前景化してきました。

その多様な価値観や道徳、感情を
認め合うことが前景化してきています。

そうすると、
ひとつの真理に収斂するScience

多様な気持ちを包含するArt
というコントラストが
くっきりと見えてきます。

今日もよろしくお願いします。

安島

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