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書評『ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言』

オススメ度:★★★

【本書の概要】
インフルエンサー?の田端氏の著作。
先日書評も書いた、同氏の『これからの会社員の教科書』が結構良かった為本書も購入。
サラリーマンはオワコンで自営業やフリーランスを良しとする昨今の風潮があるが、彼の主張は全く逆で、サラリーマンは仮に失敗してもフリーランスと違い借金を背負ったり貯金を切り崩したりする必要もなくギャンブルし放題、また会社員であれば成功する上で必要なインフラも会社が全て準備してくれるという主張。
極論が多い点は彼の元同僚のホリエモンと似ているが、サラリーマンにはオススメの一冊。

【自分が付箋をつけた箇所】
・会社に飼われているサラリーマンであっても、ブランド人として社会に旗印を掲げることはできる。
独立してフリーランスになることが、ブランド人への唯一の道ではない。

・仕事には自分のクレジット(署名)を刻み込め。
例えばコンサルティング会社では、給料は高いのかもしれないが仕事の具体的内容は守秘義務という縛りをかけられている為、自分の名を刻むことはできない。

・サラリーマンとして35歳までにヘッドハンターから声がかからないとヤバい。
ヘッドハンターの視界に入る方法は、業界の人々が集まるカンファレンスやイベント、勉強会に登壇しスピーカーとしてペラペラ喋ること。

・会社は自分の為に存在する便利なインフラである。
ブランド人に成長する為に、会社をフル回転で使い倒せ。

・ありふれた普通の職場で仕事をし、安全牌ばかり引いたところで、いつまで経ってもブランド人にはなれない。
ハイリスクハイリターンの大博打に勝てば、誰よりも早くブランド人として抜きん出ることができる。
そしてそのリスクでさえ実は幻想だ。
なぜなら失敗しても借金を背負うわけでもないし、最悪クビになる程度である。

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