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日本法人は少人数な外資系で働くメリット、デメリット

みなさん、こんにちは。
鷹斗です。

日本法人は少人数な外資系企業に転職して約3年程が経ち、この度プライム上場の日系大企業にまた転職ことになりました。
外資系と聞くとGAFAMやコンサルティングファームのような超エリートというイメージを持つかもしれませんが、実は日本には皆さんが知らないだけで従業員が100人や50人以下(もしくは10人以下)のこじんまりとした外資系企業がたくさんあります。

今回は回顧録的なかんじで、日本法人が少人数な外資で働くメリットとデメリットを書きたいと思います。
尚私が働いている外資系は日本法人は少人数、本社はヨーロッパでグローバル規模では数万人以上の従業員がいます。
またニッチな市場ですが世界シェアはトップクラスです。
本社が米国や中国だとまた少し変わると思いますので、あくまで以下は私の会社の場合。

メリット4点

①入社し易い


そもそも少人数の外資系だと中規模以上の企業とは異なり敬遠する人が多い為、自ずと倍率が下がり入りやすくなります。
TOEICが700点くらいあり大卒であれば、比較的誰でも入れるのではないでしょうか。
ちなみに自分の場合、業界職種どちらも未経験でしたが、TOEICの点数が比較的高いので入れました。(第二新卒というアドバンテージもありましたが)

②裁量をもって仕事ができる

上司にもよると思いますが、自分の場合基本的に仕事の裁量は委ねられており、承認さえ貰えれば仕事内容を自分で決めることができました。
その為、例えば自分の市場価値が高まりそうなデジタルマーケティング関連の仕事も、自分の希望で行うことができました。

③日々英語を使って仕事ができる

これが一番のメリットではないでしょうか。
自分の場合、本社等とのやり取りで英文メールはほぼ毎日、英語でのweb会議も月1-2回程度ありました。
必要性に迫られてプライベートでも英語を勉強したおかげで、入社時と比較するとかなり英語のスキルが上がりました。(元々が低すぎたというのもありますが)

④それなりに給料が高い

これは人によると思いますが、少なくとも自分の場合。
そもそも日本に出てきてビジネスを展開できる程なので、本社は規模が大きいしそれなりに儲かっています。
なので自分は日本法人の規模感の割には、同年齢の社会人と比べてもそこそこな給料を貰っていました。

デメリット3点

①大企業への転職が難しい

これが最大のデメリットかと思います。
自分はD社のエージェントから最初の面談時に説明してもらったのですが、転職活動はほとんど「親和性」で決まります。
つまり、少人数の外資系で働いてる人は似たような少人数の外資や日系のスタートアップ企業には転職し易いですが、逆に大企業には非常に転職し辛いです。(特に年齢が上がれば上がるほど)
両者では仕事の内容や進め方が異なる為です。
例えば自分は現職ではマーケティングに関わる業務を幅広く行なっていますが、プライム上場企業ではマーケティングと言っても「webマーケティングしかやらない人」、「展示会しかやらない人」というように業務内容が細分化されています。
その点でも少人数外資と大企業は親和性が低いのです。

実際に、志望度がかなり高かったある日系大企業の1次面接で、「仕事の進め方、スピード感が異なるので、入ってもストレスを感じると思う」という理由で落とされました。(エージェント経由の応募では面接のフィードバックをもらえます)
私の会社にいる上司たちの前職も似たような少人数の外資系の為、やはり一度入ると抜け出すのが難しいようです。

②福利厚生が皆無

まず家賃補助や社宅は無いですし、退職金も基本的にありません。
あるのは健康保険くらい。

③社内の仕組みが整っていない

②とも少し重複しますが、少人数なので大企業にあるような制度や仕組みが整っていません。
ちょっと特殊な例であまり参考にはならないかもしれませんが、自分の場合直属の上司がパワハラ野郎でしたが、ちゃんとした相談窓口が社内にありませんでした。
別の上司に相談することで解決はしましたが、こういった点でも大企業の方が良いなと感じました。
またそのようにまともな相談窓口はありませんが、自分の職場がたまたまそうだっただけとも言えますが、同僚のおじさんはクセが強い、悪い意味で変わっている人が多かったです。

いかがだったでしょうか。
自分は2-3年でまた転職するつもりで少人数の外資系に転職しました。
そして実際に働いてみて、給与、福利厚生、社内の制度の充実感等を総合的に鑑みて、やっぱり大企業が良いと感じ、日系大企業に今回転職しました。
自分のように新卒での会社選びに失敗し、スキルは何も無いがTOEICの点数はそこそこ高い人は、入社してみても良いかもしれません。
しかし長くいると同じような少規模の会社しか転職先がなくなってしまう可能性が高いので、いつか大手企業に転職したい人は、自分の中で期限を決めて入社した方が良いのではないかと思います。

おしまい

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