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書評『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

おススメ度:★★★★


【本書の概要】

ホリエモンが刑務所から出所後、自分の半生を振り返った自伝的な本。

個人的にホリエモンの本は『他動力』と本書だけ読めば十分だと思います笑


【僕が付箋をつけたポイント】

・明文化されたルール(コモンロー)には従う必要があるが、ただの習慣(コモンセンス)には従う必要はない。

→法律や人として正しいこと等は遵守する必要はあるが、法律化されていないただの習慣は守る必要はないよねって話ですね。

例えば結婚式への参加、年賀状を出す、正月にはおせちを食べ初詣に行く、年末年始やGWは帰郷する、結婚して子供を持たなければならない、飲み会には誘われたらなるべく行き人間関係を大切にするべき等、日本ではみんながやっていることは自分もしなきゃいけない空気がありますが(まあ最近は弱まってきたかもしれませんが)、こういう法律ではないことは自分で不要と思えば全くやらなくていいです。


・このままでは一生「このまま」

ホリエモンは東大在学時に塾講師のアルバイトをしていて、ふと休憩時間に休憩室を見回し、弛緩しきった空気と自分がそこに一体化していることに気づき、危機感を抱きこう感じたらしいです。

僕は2020年の夏、前職の職場で夜勤をしていて、休憩中ソファに座りこの本を読んでいました。

「このままでは一生このまま」この言葉を見た時、まさに今の自分のことであり、強い衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

僕は当時自分の仕事内容、そこで働いている同僚たち、そして何よりそんな自分自身を、めちゃくちゃ軽蔑していた。このまま今の仕事を惰性で続けていたら、年々この軽蔑心が強くなり、負のスパイラルに陥っていくことは火を見るより明らかでした。

ホリエモンのこの言葉が僕の転職を後押ししてくれました。


・没頭するには「自分の手でルールをつくる」

ホリエモンは受験生の時、まず東大の過去問を研究し英語が一番重要で何より英単語が最重要と気づき、英単語帳一冊を丸々空で言えるまで暗記したそうです。英文法や英文解釈は全く勉強しなかったらしいです。

学校や予備校の先生に言われたことではなく自分で考え勉強法を決めたことで、受験勉強に意欲を見いだせ没頭でき、東大に合格できたみたいです。


・貯金するのではなく自己投資に使え

→自己投資も大事だけど貯金は銀行に預けるんじゃなくて、NISA等でインデックスファンドに投資しましょう。

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