下痢止めが自閉症スペクトラム(ASD)治療薬候補?見直される薬剤の有用性【ASD研究最前線2022】

海外論文のレビューを見ていると、なんだって???と、二度見してしまったテーマがあったので皆様にも情報共有です。
世界ではDrug Repositioningという発想で、今までの疾患に適合する既存の薬剤を再検証しています。
その一環で、まさかの下痢止めが自閉症スペクトラム(ASD)の治療薬候補に挙がってきたというのでその点の情報共有となります。
ASDの症状の一つに「腹痛」「下痢」というものもあります。今までは心因性とは考えられていましたが、その背景にはいろいろとまだ見えていなかったものもあるのかもしれません。

この研究がさらに臨床応用まで進み、社会性コミュニケーション障害や消化器症状の解決につながるものになればという期待感と研究者へのリスペクトの一環で動画作成をしています。

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