日本の老衰は止まらないってホント⁇経済参謀を読んで
大前研一氏の代表作である「企業参謀」は、世界中で翻訳され、広く知られています。
私も、「企業参謀」は、読もう読もうと思っていますが、積読のまま数年が過ぎてしまいました😓
しかし、今回ご紹介するのは「企業参謀」ではなく「経済参謀」です。
大前研一氏が考える日本の3大問題「少子化問題」、「教育問題」、「国民国家問題」について、ズバッとぶった切っています。
しかも、数値を示したうえでわかりやすく書かれているので、中高生でも読みやい仕上がりとなっています。
ぜひ、中高生に読んでいただきたいなぁと思います😆
ここで、「少子化問題」と「教育問題」についてちょっと触れておきます。
「少子化問題」では、世界と我が国の少子化対策の事例を比較したうえで、大前研一氏が考える具体的な解決策が示されています。
少子化がこのまま進行すれば、GDPが上がらないし、社会基盤を支える人材も不足することになってしまうそうです。
大前研一氏の解決策には賛否両論あると思いますが、いずれにしろ、少子化に真剣に向き合っていく必要があると思いました。
次に「教育問題」です。
高度経済成長期は、欧米に答えがあったので、その答えを暗記して、実行するといった教育が求められました。
いわゆる画一的な教育ですね。
しかし、21世紀は、欧米にも答えが無いのです。
答えが無い時代を生き抜くには、ゼロ→イチで構想する力が求められるとのことです。
大前研一氏は、エピローグで「国を変える原動力は国民一人一人にある。本書を読んで首肯してくれた読者が行動することを期待してやまない」と書いています。
一人一人が国を良い方向へと導く参謀になって欲しいとの思いがあったのかなぁと、勝手に解釈しました。
さぁ、一人一人が、小さくても良いので、自分ができることから始めてみましょう😊