前向きで終わる2022年
今年の抱負は「前へ」でした。
「脇目も振らず走る」をテーマに、どれくらい前進できるか日々行動し考えて過ごしてきました。
自分の熱量を上げ、モチベーションを維持して余計なことは考えずに堅実に実直にただ真っ直ぐに。
そんな風に気持ちを高め想像していた一年後の自分は今ここにあるだろうか・・・
そう振り返ると、想像と現実は違い、想像していた場所に自分の姿は無かった。けれど、そこでは見えなかった別の山を登っていた、という表現が合ってるように思います。
スタートの山に向かっていたのにいつの間にか別のルートになった出来事がありました。
2月の耳下腺炎(おたふく風邪)に罹ったこと。
酷い頭痛が続きトレーニングが出来ないくらいになっていたある日、朝起きて顔を洗おうと洗面台に向かうと鏡に映る知らない顔。
誰?!
頬は腫れあがり、喉はさらに腫れ、肥満のような二重顎で鎖骨に向かって台形のようになっていました。
まさかオレ?・・・
一晩で太るほど食べたっけ?と酷く動揺し、こんな経験したことないから認識するまで時間が止まりました。
一晩にして人はこんなに顔が変わるものなのか。。。
耳下腺は重要な神経系がたくさんあり、腫れの影響から味覚が無くなり、唾液が一切出なくなり、頭痛と微熱強をキープし続け、食欲どころや唾液がないから食事が摂れず、元気が奪われていきました。
詳しくは下記の記事に書いてます。
そんなことでトレーレニングはお休み、日に日に筋力や体力も衰えていきました。
病気から快復したからといってすぐに戻すことは出来ず食事、体力、筋力をリハビリ感覚で向き合うしかなく出鼻をくじかれた二月三月でした。
そこから同じモチベーションで過ごすことが出来きなくなってしまい、前へは前でも「前進していく」考えから「前向き」に変換された時期でもありました。
そのことを感じさせる内容が、耳下腺炎の後に書いたこの記事にあります。
春の門出と自分の状況を重ねたそんな記事にしています。
2022年の抱負にした「前へ」。
脇目も振らず頑張ろうと決意を固めたのに変えていいものなのか。
続けるにも状況が変わり無理があるのではないか。
考えを柔軟にして他の方法で前へ進むことが大事なのでは。
でも歩き始めた方向と違うことになる。
さらに体を壊しては意味がない。
でも決めた以上挑戦し続けたほうがいいのでは。
過去の学びを思い返すことも大事。
真っ直ぐ歩くのは難しんだ。進む道を楽しんでいこう。
過去の学びと諦めない気持ちで考え抜いた答えでした。
一言に前進して行くといっても根拠、角度、捉え方、目標、追い風、向かい風、意地、スピード、コンディション、シチュエーションなど様々な条件で前進の言葉が変わっていく。
自分も状況が変わり、今に必要であり育てていくような考えを見つけなければと考え抜いた先に「前向き」を拾うことが出来ました。
決断を迫られ方向を変えなければならない苦しい時期でした。
そこから張り切ることをやめ、身の丈に合った自分のペースを作ることにしました。
トレーニング等も何セット何回と課すことはせず、出来るところまでやればいい。
やり過ぎず、やらな過ぎず、この調整が意外と難しいのですが先ずはノンストレスで自分の方法を見つけることを目指しました。
欲張りで調子に乗る己を宥めるのが本当に面倒でしたが、食事、睡眠、肉体、精神を見直し徐々に瑞穂流が築かれていきました。
大きな発見は、やはり「前向き」にありました。
筋力トレーニングやジョギングなどフィジカル面では
〇回〇セット、〇キロを到達させるための回数、重量、距離など「課す」ことが主流です。
僕はそこプがレッシャーになり酷くストレスを感じてしまいます。
続けていく上で己と闘っていかなければならないことに疑問を持ち、
昨日の自分に打ち勝つ?乗り越える?己に負けない?
これまで頑張ってきた自分を拒絶するようでこの考えに抵抗感がありました。
無理のない素直な気持ちで向き合える良い方法は無いものなのか。。。
ジョギングしていたある日のこと、大して距離も出てないけど疲れてしまい、過去の怪我のことも頭を過り、怠けてるのか気持ちが負けてるのか目標設定が弱いのかなどと迷ってしまい、苦しさからその場に座り込んでしまいました。自分は何のためにこんなことをしているのか。。。
せっかくの前向きも萎れそうでした。
俺はチャレンジしていくために今やっているんだよな・・・
そうだ・・・チャレンジできることは幸せなこと。
チャレンジできることがチャンスなんだ・・・
チャレンジは行動。
チャンスは気持ち。
そのチャレンジをチャンスと捉えればとても前向きになれる。
100mを走るチャンス、歩くチャンス。家に帰るのも決断チャンス、体労いチャンス。
言葉のボキャブラリーによって無限に広がる前向きチャンス。
メンタルコントロールのメソッドが生まれた瞬間でした。
「チャンス!」をチャレンジする。
もし10回3セットやろうとするならば、
10回チャンス!を3セットチャンス!と置き換えます。若しくは30回チャンス!を10回チャンス!ずつ分けてみようと置き換えます。
10回目もあと一回ではなく10チャンス!と確かなチャンスの言葉として置き換えます。2セット目も2チャンス!、20チャンス!いこうかな、と。
ジョギングも5キロ走ることを課さず、1キロチャンス!から伸ばしていき5キロチャンス!と置き換えて、出来たら嬉しいし出来なくてもそこまでのチャレンジを認めることがとても良い精神状態にしてくれます。
10回やるはずの10チャンスが9チャンスで終わっても、5キロ走るはずの5キロチャンスが4キロチャンスで終わり目標に到達できなくても、身体のコンディションを優先するチャンスとして言葉を置き換え判断すれば身体のコンディションを優先するチャンスを得た事として自分に消化されます。
たらればですが、本当に怪我をしてたかもしれない。
細かいけれど丁寧に言葉の置き換えや発想がメンタルコントロールには必須で浸透度が変わります。
丁寧さを欠くと、途中で諦めた気持ちが引っ掛かかり、次に無茶をしたり、取り戻さなきゃという考えがこびりついきます。
それがまた別の良くない結果を導くことになりかねません。
やめること、
諦める事、
留まること、
堪える事、
踏み出すこと、
上ること、
積極的でいること、
節度を持つこと、
大胆にすること、
などなど、例えだしたらキリがありませんが
チャンスを得るのか得らないのか?ではなく、
どちらの選択もチャンスなのです。
自ら選択した道を肯定していく考えが「チャンス」であり、決断した自分を素晴らしいこととして認め受け入れる。そこまでが大切です。
このメソッドは筋トレやジョギングなどの運動に限らず、職場やプライベートでの様々な状況でも役立ちます。
僕としては、苦手な歯医者や主治医の定期検診の際も、体メンテナンスチャンス!と言い聞かせ通ってます笑
このメンタルコントロールが出来れば、精神を追い込むこと無く、ストレスも軽減され自分のペースで身の丈に合った努力をしていけます。
それを気づいてからの2022年は本当に楽しくて充実の日々になりました。
一年前、2022年の抱負は前へと意気込んでいました。
早くも道を変える変えない?の選択に迫られ、変える決断をしました。
その決断に後悔も未練もなく、大変大きな収穫があったと思っています。
何かと向き合う時間は辛いけれど、考え抜き乗り越えた先には良いことがあるんですね。
今は「前向きな気持ちが培われていけたらいい」という考えに到達していて、一年前では想像できないほど何かが大きく変わったように感じています。
来年の抱負は決まっていますが、年が明けてからお伝えしたいと思います。
2022年も記事を読んでくださりありがとうございました!
サポートしてくださり多大に応援してくださった皆さまありがとうございました!
いいねやコメントで応援してくださった皆さまありがとうございました!
皆さま、どうか良い新年をお迎えください。
高杉一穂
ご支援くださりありがとうございます!!これからの様々な活動に活かしていきます☆ これからも応援よろしくお願いいたします!!