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和」を感じる空間のいろいろ①

昨日までは、キッチン周りのゴミスペースについて
いろいろとお話しました。

ゴミのことって、事前に想定しておかないと、
せっかく素敵なキッチンが台無しになることも。。

いくつか方法があるので、気になる方は、
遡ってみてください。

さて。今日から別のお話。

突然ですけど、「和」って聞いて
どんなデザインをイメージされますか?
もちろん、建築というか家についてですよ。

なんとなくですが、インテリアだと
こんな感じを想像されるかもしれませんね。

柱とか長押とかが、露出している感じです。
この柱が出てる壁って、真壁といいます。

逆に、最近の家のように柱とかが壁に隠れてる
のは大壁といいます。

その辺の解説は他でもあるのでご覧いただくとして、
何をお話したいのかというと。。

和な空間といっても、いろんな方向性がある
ことなんです。

仮に。
単純に和が好き!って要望を伝えるだけだと、
設計士とイメージを共有できていなくて、
気が付いたら、要望していた「和」でない
なんてことにもなりますので。

そもそも。
ご自身が、どの「和」が好きなのかも、
ハッキリ把握しておくと、伝えやすいかなと
思いますしね。

ということで、順にお話していきます。

まずは。先ほどお話した真壁の和室をつくる方は、
ここ最近ですと、かなり少なくなりました。

数十年前までは、玄来客用の客間として、
玄関近くに真壁のカチッとした和室をつくってました。

この客間として使う、カチッとした和室は、
和の空間の中でも、格式高い感じになります。

専門的な言い方ですと、書院造りっていいます。

見極めるポイントはいろいろあるのですが、
一番わかりやすいところは、高さ1.8mほどにある
長押という横の部材があるかどうか。

長押のある真壁の和室が好き。
そんな伝え方をすると、カチッとした和な空間を
設計してくれると思いますよ。

では。
長押のないタイプで、より和を感じる空間は。。
例えばこちら。

真壁ではあるのですが、直線的な感じではなくて、
少し砕けた印象なんじゃないかなと思います。

こちらは、専門的には、数寄屋造りといいます。
茶室にも通じるつくり方のことなんです。

先ほどよりは、少し寛いで過ごせそうですよね。
来客用でもいいし、自分たちが寛いでもいい。
そういった和な空間なんだと言えます。

もっと違う感じがいい。
そう思った方もいると思いますので、
明日に続きます。


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