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膝の痛みは忘れても、復唱すると忘れない

昨日は帰宅直後からあまりに大変で朝にあった別の大変なことがすっかり吹っ飛んでしまいました。危ない危ない。

昨日の朝、いつものように家を出た私は膝に居心地の悪さを感じていました。そういうことはたまにあります。歩いているうちに気がつかない程度になりそのうち忘れてしまうのが常です。今回もそうだろうと歩いていたらピキッと激痛。明らかに痛い。いやでもこういうのも歩いているうちに急に様子が変わって「さっきのはなんだったんだ」みたいになるはずです。多分そうでしょう。なので気にせず歩いていたら、なんかちょっとそういうのと違う感じでピキーッピキーッと痛みます。かなり激しい痛み。右膝です。そうなると痛い膝をかばおうと余計なところにチカラが入って身体全体のバランスが平常時と異なる感じで腰や背中にも負担がかかり、気をつけないと痛みのことしか考えられなくなり。

ちょっとこれはやばいだろうということで、ちょうどバスが来るぐらいのタイミングだったので行く先に見えるバス停までがんばって歩きました。この段階で冷や汗まではいかないものの、手のひらや額などあちこちまばらに熱くなり早く座らないとまずいのではと思ったところでバスが来ました。よかった。乗車。空いている座席に迷わず座ります。よかった。座るとさすがに痛みません。よかった。これなら最寄り駅に着くまでに状態も回復しそうです。よかった。

あっという間の乗車時間。立ち上がるのも慎重に。体重をかけるのも恐る恐る。どうやら大丈夫。バスに乗る前の鋭角な痛みは収まっています。ただ、鈍い痛みは残っています。

電車でも幸いなことに座れました。よかった。よかった。よかった。

会社の最寄り駅に着いた頃にはすっかり痛みは収まっていました。さっきの痛みはなんだったんだ状態です。でも無理な動きは禁物です。油断大敵。膝に負担をかけすぎないように気をつけながら歩きます。いつもなら階段を上るところもエスカレーターで。地上に出ても安心できません。ゆっくりめで会社を目指します。当然、いつもより時間はかかります。そこはもうしょうがない。ようやく会社へ。ここでもいつもなら階段のところエレベーターを使います。到着。いつもどおりの通勤がいつもと違って長かった。お昼に膝サポーターでも買いに行くか。家には(元)妻が骨折した時に買った折りたたみの杖があります。明日から万が一に備えてカバンに入れておくか。いや、そこまでやることもないか。

とかなんとか、朝はけっこう真面目に自分の膝を心配していたのにお昼ごろには忘れていました。昼食を買いに行ったドラッグストアでもサポーターなど見向きもせず。喉元過ぎれば熱さ忘れるというかなんというか。(元)妻にはよく「鳩」と言われていました。鳩は記憶が短いらしいです。鳩かあ。クルックーックルックーッ。

そして帰り道、急に朝の膝の痛みを思い出し買い物はせずにまっすぐ帰ったら廊下が水びたしだったというわけでした。大変だったな、昨日は。

昨日の夜の洗濯はイマイチ汚れと匂いが取れなかったので一部は今日の朝に洗い直してベランダに干しました。残りは今日の帰宅後に洗濯乾燥。これもけっこう大変でした。

そういえばトイレットペーパーの量は「6回折って」ということで娘に言い聞かせました。

「いい? トイレットペーパーは6回。言ってごらん」

「トイレットペーパーは6回」

しかし、実際にやってみると6回では心もとないことが判明。娘に謝って変更しました。

「ごめん、6回だとちょっと足りなかった。トイレットペーパーは8回ってことで。言ってごらん」

「トイレットペーパーは8回」

プリンとヨーグルトは一日ひとつ、というのも何度か復唱してもらったら定着したようです。やっぱり声に出すって大事なんだなあ。しみじみ。


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高島利行
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