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拝啓 5年前の君へ【5分ラジオテキスト版】

まっちゃんのラテラジオのテキスト版です。
今回は、音声配信当時に聞いていたスキマさんの『いきあたりばったりラジオ』をオマージュした回です。



なぜだか知らないけど、2019年の僕に突然メッセージが送れる事になったんだ。きっと5年前の僕はびっくりしているよね?
驚いていると思うけど、少しだけ耳を貸して欲しい。

2019年、君は一棟目のアパートを買おうとして、なかなか買えず、苦しい時期を過ごしていたよね。

不動産投資を始めようと思ったら、ちょうど「カボチャの馬車問題」で不正が大きな社会問題となり、サラリーマンへの融資が一気に厳しくなった頃だった。どの不動産業者に行っても「あと一年早ければ条件は良かったのに」とか「実績のないサラリーマンには融資は難しい」と言われて、冷たい対応をされることが多かったよね。

当時の不動産業界では、エビデンスの改ざんや購入金額を上乗せした「オーバーローン」など、今では考えられない手法が横行していた。
消費税還付の多法人スキームなんかもあったようだけど、融資条件はますます厳しくなっていた。
その時、「もっと早く始めていれば…」と後悔することもあったけれど、それでも君はその時できるベストを尽くしていたんだよ。

当時、君が目をつけていたのは2200万円の木造アパートだったね。多くの銀行が門前払いする中で、三井トラストさんだけが「1000万円までなら融資する」と言ってくれた。でも、それでは足りなくて、不動産業者さんに「もう買うのをやめます」と伝えたら、「そんな調子じゃいつまでたっても不動産なんて買えない。あなたには不動産投資は向いてない」と厳しく叱られて、深く傷ついたことを今でも覚えているよ。

そこから真剣に行動量を増やして、売主さんが800万円を貸してくれることになり、自己資金500万円をかき集めて、なんとかその物件を購入したよね。妻とも何度喧嘩したか知らない。

あの時の判断は、本当に素晴らしかったと思う。
確かに購入後すぐに空室が4室も出て、ぎりぎりの運営になったけれど、それが君の大家になるとはどういう事か、という大きな成長のきっかけになったんだ。

始めは月々税引き前キャッシュフロー20万円を目標にしていたけれど、その目標はあっさり超えたよ。そして今では、もっと大きな希望を持って未来を描けるようになっている。だから、あの時の苦労も、迷いも、全てが意味のあるものだったんだよ。

2019年の君へ伝えたいのはこれだ――そのまま進め。

不安でも、迷っても、行動を止めないこと。
君の選択と努力は、確実に実を結んでいくから。
これからもその調子で、不動産を買い進めていってほしい。
俺もそうする。未来はもっと希望に満ちている。

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