フィードバックは人に対するプレゼント
昨日、たまたまたLinkedinでオンライン対談されているものを拝見した。ゲストスピーカーは、日本IBMデジタルサービス代表取締役社長の井上裕美氏。
取り上げていたテーマはダイバーシティやインクルージョンについて。そのテーマに興味があったからというわけではなかったのだが、どんな話をされているのか聞きたくなった。
どうしても、スマホに溢れる情報には偏りができる。その偏りを無くすためにも、こういった不定期で開催されている他業種の無料で配信されているものはありがたい。
対談の本題は井上氏が元技術者だったこと、だからこそ女性の技術者を育成するためにどうすればいいか、と言った話や、アンコンシャスバイアスだとか、リバースメンタリングと言ったあまり聞き馴染みのない言葉を聞き、色々と調べながら話を聞くことで、新しい領域にたくさん興味を持つきっかけをいただいた。興味があれば是非視聴していただきたい。(LinkedInログイン必要)
今回話したかったのは対談の本筋ではない。タイトルの通り「フィードバックは人に対するプレゼント」という言葉が、今の自分にとって深く突き刺さる一言だった話だ。
対談の中で井上氏は、デジタルツールを駆使して社内で自由に発言をし合える(フィードバック)文化を作り、アンコンシャスバイアスへの気づきを得られるような機会を作っているという。
ダイバーシティインクルージョンの活動以前から、フィードバックの場を大切にされていて、ポジティブでもネガティブでも、ディスカッションをすることで互いに自然と意見を言える場を作ることを大事にされていた。褒めるだけでなく、ネガティブと感じることでも、それは自身が気づかなかった新しい視点を与えてくれるプレゼントだと。
この考え方はディレクションをする時にこそ、忘れてはいけない考え方だと思った。自分がライティングでフィードバックを行う時には、指摘をしているのではなく、プレゼントを贈る気持ちでフィードバックしよう。