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【清原書店】 その1 「CODE」 規制をめぐる考察
こんにちは清原です。本日から、おすすめの本をどんどん紹介していこうと思います!
紹介する第一弾の本は、ローレンス・レッシグのCODEです。
この本が発売されてからもうすぐ20年経つものの、その内容は全く色あせていません。
この本を簡単に要約します。
「規制」という言葉がありますが、「規制」の仕方には大きく分けて4つの方法があります。
①法による規制
②規範による規制
③市場による規制
④アーキテクチャによる規則
具体例を出すと、「公園のベンチで寝ること」を規制したいとします。
「法による規制」とは、公園のベンチで寝たら、罰金などと定めて禁止をすることです。
「規範による規制」とは、公園のベンチは寝るためのものじゃないよねという雰囲気を広めモラルに訴える規制です。
「市場による規制」とは、1時間5000円で寝ていいよ、とすることです。
そして、「アーキテクチャによる規制」とは、仕切りをつけることでそもそも寝ることができないように設計してしまうというものです。
下記の「撮り鉄」の例のように、どの規制が有効かは場面によりけりです。
しかし、一つだけ言えることがあります。
①から③の規制は、完全に規制されている行為を防ぐことはできません。あくまで、その行為をしたら、どういう結果が待ち受けているのかを想起させる、事後に訴えかけて規制する手段です。
一方、④のアーキテクチャによる規制は、物理的に不可能という、事前に規制しており、またそれはあまり気付かれることはありません。世の中には、大量にある、アーキテクチャによる規制によって無意識のうちに行動が制限されているのです。
それでは、サイバー空間においてはこれらの規制はどうなるのでしょう?
続きは本書でご覧ください。
「規制」という言葉には悪いイメージがあり、今まで無思考だった人もいるのではないでしょうか?
しかし、この「規制」の考え方を自分の頭に体系立てることができれば、世界の見え方が変わります。
僕が以前書いたnoteの「ユニクロはマクドナルドの周回遅れ」では、その規制の考え方を応用して書いたnoteでした。
ちなみにこの本は以前、田端さんがおすすめしている本でもあります。
この本はすぐわかるような内容の薄い本とは程遠く、噛めば噛むほど味が出て苦慮うな本です。
今年の冬休みのお供にいかがでしょうか?
それでは本日は以上です。第2弾は、最近の本を紹介しようと思います。気になる方は、ぜひフォローお願いします!
清原 (@Takashi0Zo)
※画像は、下記リンクより引用
http://nagoya-output.blog.jp/archives/17164770.html
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