#講釈の豚⑦
※いつも撮らせて頂く皆様に感謝を込めて※
7.デッサン力よりデザイン力
撮るのはカメラ性能がなんとかするやん
魅せ方とかのが重要ちゃう?( ゚ー゚)
写真=絵と云う感覚が
自分の場合は写真=動画の一コマ
と云うつもりで撮ってる
と前項でも申しておりましたが
絵を描く=デッサンでバランス整える
と思いがちですが
自分の中では舞台上では
目の前に人が居る以上はもう絵が出来てる
後はソレをどう配置するかの「デザイン」だと
ソコから更に
写真=デザインちゃうか?という感覚を
少し実例でご説明したいなと思います
構図やアングルを整えて印象を強くするとか
TPOを考えるとか
雨はドラマチック
構図とか考えるより、取り敢えず
カメラ壊れない事を祈りましょう🤣
映画の一コマとポスター
全く違いますよね、だいたいの映画がそうです
動画を再現したいと言って憚らない私ですが
実はコマを抜いたモノを
そのまま撮ってるツモリが勝手に脚色して
重要なシーンと演出をデザインして
映画のワンシーンを脳内で
勝手に増幅してイメージ補完しとる訳です
そう云う脚色力(デザイン)が
写真の巧拙になってると自分は思います
写真を観る側も勿論そうです
刺さる人、そうじゃない人
知識とか経験、感覚が各々違う
提示する場所によっても違います
演舞で魅せたい処と
撮影者が魅せたい処、ポイントは仮に一緒でも
提示する方法、デザインが違うし
場違いな処で見せても共感はされん訳です
上のほにやさんの写真
個人的には最高に好きなんです
常に求めてるのはこの感じと言っていい
でも出したら全くウケませんでした🤣
ほにやさんって隊列が乱れないんで
撮る隙間が実は望遠だと非常に少ない
で前ボケ後ボケの効果、モーションブラーも
実は揃いすぎて躍動感出ないから難しい
なのでゑぇじゃの石舞台で
斜め上から撮ったのですが
そんな撮影者の拘り誰も知らない🤣
みんなが思うほにや様の感じはコレ
勿論出せばウケるし好きなんです…けど
コレはその場に行けば撮れるんですよ、実際
なのでウケるウケないの如何に関わらず
コレは面白いとかイケると思ったら
取り敢えず撮って出しましょう
反応薄かったら、そっ閉じしましょう🤣
自分の型は
主たる被写体(人物)と周囲の状況を
隊列や並び(架空線)と色彩、フレーミングで
画面の縁を気にしないスケールで撮像より
広いイメージから切り撮る
凄くシンプルに云うと
人物より周囲のピント有ってない空間の
バランスの方が自分には大事
映画のポスターが演者を
空間や文字や配列で締めて
魅せたいポイントに眼を向けてるのと
同じ効果
自分はそう捉えてます
悪く言えばパクってる🤣
コレも十彩さんと一緒で
衣装の色でバランス取ってる感じ
敢えて言おう
「みんな端切れるのビビって広すぎんねん」
バランス崩してまで全部入れたい
そう云う感覚は自分は無いです
ソコが背景抜けるとか
バランス良くなる、と思ったら
迷わずぶち抜かないと気がすまない
ズームじゃなく単で撮るから
そう云う割り切りが身に付いたのかも
ズーム持つと自分も
ツイツイ合わせに行きがち🤣←
コレなら光が当たってる方が
大事な筈だから迷わずターンの軸を傾けて
光を入れるとか、余白が残るの怖がると
結局上下左右ガバガバの写真しか撮れない
ソレが自分はデザイン的にどうも好きじゃない
だから今の形になったのかなぁと
思っています
この常磐さんとか
真ん中を開けた方がバランス良いな
ってのを撮りながら思ったのを
取り敢えず撮って後から見返した訳で
忘れたらイカンのですよ、そう云う感じは
後から修整出来る範囲なら良いですが
元からある程度考えて色々撮って残す
前項のやり方がココで効いてくる
道路でやる流し踊りなら
踊り子や背景だけじゃなく
道に沿ってレーンも入れて撮るとか
会場のロケーションを考えて色々と
バランスを試行錯誤する、コレもデザインです
最高の1枚にはならなくても
必ず何かがソコにはあると信じて
何もない事の方が多いけど🤣
REIKA組さん名物の旗ですが
この写真に関しては
旗のバランスとハンドリングの妙が
気になってボツらずに残した1枚です
自分の中では画面端からX字に
架空線が伸びて左右を旗が埋めてるイメージ
もう1回撮りたいと思うのですが
このタイミングに二度と合わない🤣
「ナンでコレ、脚キレてるの?」って
価格コム掲示板の
お爺ちゃんから数年前に言われました
コレ隊列の揃いのイメージ強調の為には
頭と肩の位置のほうが重要なので切りました
「残念だねぇ勿体無い」と云われましたが
お前のせせこましい感性の方が残念だと
言い放って絶縁しました🤣
ちなみに
脚が地面に着いてる写真を
イメージしてみて下さい
演舞が跳ねてる感じが無くなるんです
演舞の良さが半減しますよね
撮る時にソレがイメージ出来るかどうか
ソレが私の感性です、なんと云われようと
「絵画」ではなく「デザイン」と云う事
「ショーシャンクの空に」のポスターで
脚が切れてるからだめとか
寝ぼけた事を抜かすアホは居ません🤣
既存の思考のお爺ちゃんと
話が合うわけ有りません
合わせる必要も有りません
ソレが各々の感性です
みんな自分の拘りを認める人が増えれば
自信を持っていいと思います( ゚ー゚)♪
コレも鳴子がキレてるって当時言われた🤣
いや、鳴子は奥の列で
イメージ補完出来とるからエエねん
上が空いたらバランス悪いんじゃ
茜丸さんの写真なら膝、衣装の柄
帯の位置のグラデーションの方が
自分には大事なんじゃぁああ
既存の写真の教本には
よさこいの撮り方なんて一切書いてなかった
だから気にする必要は無いと思います
映画に限らず、工業デザインや被服のデザイン
そう云う処にも着目すると
撮れる写真の世界はドンドン広がります
写真の範疇に収まる必要は全くない
自分はハナから収まるツモリは
御座いません(言い切ったぞオイ)
コレも良くありがちな感じですが
纏を切らないと上が開くんです
衣装のパターンを中心に魅せたい
単なる抜けた背景になるのは
自分としてはバランス悪いので
迷わず手の処で切りました
信じられんと思いますが
既存の写真コンクールとかはこういうの
足切りして落とすんですよ
「必要な処が切れてる」って🤣
お爺ちゃんたちがこういうの嫌いだから
といって気にする必要は無いと思います
上記のような己の道を
突き詰めて行くと、足だけで
バランス良く収めて
どうやって演舞を表現しよう、とか
色々と演舞を観るときの楽しみが増えます
写真は引き算理論で云うと
ハイハイ引くのは分かりました
じゃあイメージ増幅させる為に私は
切り詰めた上で足しますね、で良い
是非是非
皆様も写真というモノを
少し違った目線で考えてみるのは
如何でしょうか?( ゚ー゚)
今回はココまでですm(_ _)m