#講釈の豚④
※いつも撮らせて頂く皆様に感謝して※
4.動感は
撮影者が意識して作るモノ
どうやって動きの有る写真を撮るのか
ココまで①〜③で
私が如何によさこいカメラマン(変人)
かというのをお伝えしておりますが
此処では具体的なレクチャーを少し
動きの有る写真に興味が無い方は
そっ閉じしてください( ゚ー゚)
①でも述べましたが
私は動いてる写真を撮るのが好きです
ソレが難易度が高いかどうかはさておき
好きだから撮りたい訳です
ソコには自分なりのコツがあります
上記の常磐さんや
「わ」さん旗乃國さん舞動さんの写真
共通しているのは
「身体の軸を重心にした動作」に
鳴子、扇、旗、髪の毛、衣装が
遅れてついてきている
ソコを狙って撮ってる訳です
て事は
ピントを合わせる位置は身体の重心です
肩旋回なら肩、身体全体なら身体の中心
両腕なら背中とか
動きの重心を見つけてピントを合わせる
で場合により
ターンしてる軸を傾けるんですね
前項で言ってる事の合せ技
人間って動作する時
重心が傾くのですがソレを誇張する訳です
旋回動作だけではなく
上向きでも下向きでも
前向きでも横向きでもソコは一緒です
動作途中を狙う訳です
何故かって?( ゚ー゚)
ココで自分が
自分の事を省みず云いますが
みんなの写真
タイミング遅いねん俺からすると
何でそんなに安定してんねん
(言い切ったぞ、コイツ)
あくまでも自分の基準なので悪しからず
もっと動作の起こりで反応して
撮らんかいってなります( ゚ー゚)←病気
(偉そうにスンマソン)
野球のピッチャーなら
セットして軸足に体重乗った処から
腕を振るために体重移動して加速する所
ソコが最もスピードが乗るところ
リリースの瞬間は
内燃機関で云う上死点下死点なので
動きが止まってしまうのです(当社比)
同様に動作の戻りも
収まってから撮っては遅い
収まり切る前に撮らんと
何処も動いてへんやん
って自分はなるので
毎度失敗写真だらけな訳です
動感を撮りたい場合は
安定したらアカンのです
不安定を演出する為に、私の写真は
よく斜めになってるし足元も切ります
地面に着地している処は基本安定するので
見せない方が良いのです
あと最も重要ですが
身体が上下左右でも前でも外向きに
エネルギーが向かってる瞬間
内向きに巻いてる状態では駄目なのです
はみ出ようが端がキレようが
一切構わない、前述している様に
不安定を演出するために意図的にやる
で、動きの情報を前項とかで述べている
周りの被写体の
シンメトリー(&アンシンメ)の動作で
補完して画面バランス取る訳です
前後ボケでモーションブラー風にして
連続性を持たせるのも勿論併用です
切り撮り過ぎたら
何やってるか分からん写真も多いけど😂
何でそんなに動いてる瞬間に拘るかって?
次の動作が想像出来るから、1枚の写真から
演舞イメージ膨らませる事が出来る
そう信じてるからです
( ゚ー゚)←間違ってるかも知れない
では具体的な撮り方に戻ります
よさこいには音楽が有ります
先ず前ノリでも後ノリでもジャストでも
演舞にタイミングのあう瞬間を
曲にノッて探しながら撮る
動感を収める為には
身体が大きく動く瞬間が
絵になる事は分かる、キッカケは
ターンでもジャンプでもステップでも
予備動作が入ります、大小有りますが
ソコで反応する事を延々と繰り返す
自然と被写体とシンクロするコツを掴む事
自分がAZUKIさん撮れたら
よさこいカメラマンとして一人前とか
勝手に言うてる理由もソコに有ります
ジャズとかコンテンポラリーと一緒で
音を感じる(掴む)事で身体を操作する事に
彼等は秀でているので予備動作が極端に小さい
スッと音を聴いて緩急付けて動作に入るので
自分の撮り方や調子では全く通用しなかった
自分に「動感」を掴まえる余裕を与えない
そういう尖った演舞をどうしても撮りたい
色々試行錯誤してますが
マダマダ納得いくのを
安々とは撮らせて頂けません( ゚ー゚)
そうやって
色々なスタイルの演舞に惚れて
曲に合わせノッて撮り続けると
没入出来て写真を撮るのが楽しい
自分が「動感」を追い求めて撮影する
最大の理由かも知れません
てな訳で次章に続きます
皆さん、置いてけぼりにしてませんか?😂