😊SMILE子育て[61]😊思春期の子供への接し方〜コーチングの手法〜

こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語る たかせみほです。

SMILE子育て[57]と[58]の記事で、中高6年間の過ごし方アドバイスについて、朝日小学生新聞特別増刊号WILLナビnext（ウィルナビネクスト）の記事を引用しながらお話しました。

中高生は思春期・反抗期に入る場合が多いので、子供との接し方も自ずと変わってきます。しかし、どのように接し方を変えたらいいのか分からなくて悩むお母さんは多いと思います。

口出しをしても嫌がられるし、かといって放置しすぎても心が離れてしまいそうな気がするし…と、難しいところですよね。

思春期の子供への接し方は、
「世話を焼く側からコーチという立場に移行してはいかがでしょうか」
というのが今回のテーマです。

こちらの本を拝読しました。

「新 コーチングが人を活かす」著者：鈴木義幸

新 コーチングが人を活かす

 🔸 「コーチング」とは

「新 コーチングが人を活かす」の本の内容に入る前に、皆さんは「コーチング」という言葉をご存知でしょうか。

「コーチ」という言葉は、もともと「馬車」のことを指し、「大切な人をその人が望むところまで送り届ける」という意味で使われていました。そこから「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになりました。

コーチングをする人（コーチ）はコーチングを受ける人（クライアント）に、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
ための効果的な対話を作り出します。

ここで重要なのは、コーチがこれらを先導したり強制したりするのではなく、相手が主体性を持ちながらそれを実現するところにあります。

そのため、コーチングでは、基本的に「教える」「アドバイスする」ことはしません。その代わりに、「問いかけて聞く」という対話を通して、相手自身から様々な考え方や行動の選択肢を引き出します。

※コーチ・エィ アカデミア　Webサイトより

コーチングとは

こちらはビジネス寄りの説明ですが、子供に接する時にも使える視点だと思います。

ついあれこれ口を出してしまいたくなったり、子供のことが心配で詮索したくなる気持ちは分かりますが、一人の大人として接してあげる方が親も子も自立できるのではないかと思います。

特に思春期の子供は「友達関係や勉強のことで何かモヤモヤするけどうまく伝えられなくてイライラする」という場合が多いのではないでしょうか。

モヤモヤするのは自我が形成されている証拠です。

「お母さんに話したら少し楽になった」と思ってもらえるような会話を少しでも増やすためにコーチングの手法を少し覗いてみましょう。

🔸「チャンク・ダウン（＝かたまりをほぐす）」とは

先ほど紹介した本の中に、人の話を聞く時の手法として「チャンク・ダウン（＝かたまりをほぐす）」というスキルが出てきます。

例えば子供の頭の中には
「友達とケンカして悲しい」
「思うように成績が伸びなくてつらい」
「部活の練習がしんどい」
という「かたまり」があります。

これを問いによって少しずつほぐしてあげます。

例えば「部活の練習がしんどい」と愚痴っぽく漏らした時、

「どういうところがしんどいの？」
「先輩が厳しいんだ」
「そうなんだ。どんな先輩なの？」
「絶対に優勝するために、少しでもミスをしたら怒鳴ってくるんだ」
「それは厳しいね。先輩はどんなミスで怒ってくるの？」

こんなふうに、「部活の練習がしんどい」というかたまりを少しずつほぐしていくと、実は先輩との人間関係だったことが分かりました。
部活を辞めたいほどつらいのか、先輩との関係が改善されたら続けたいのか、といったつらさの程度も推し量れるかもしれません。

毎回こんなふうにうまく話してくれるとは限りませんが、

「お母さんはいつでもあなたの味方である」ことを日頃から伝えていれば話してくれる回数は増えると思います。
子供が頼ってきてくれた時うまく話を聞いてあげられるよう、コーチングの手法をうまく取り入れてみてください。

🔹 我が家では【会話】を大切に

我が家では、何か特別にコーチング手法を用いたという経験はありませんでしたが、「会話の大切さ」を常に意識することで、かたまりをほぐしていたのではないかと思います。

《心がけたポイント》

・子供の存在を認め、子供のことを心から信じ、子供達の存在がお母さんの心をを豊かにしていること、を伝え続けた

・子供の表情を見逃さない。その日の様子で、何かあった時は子供の表情で分かるので、さりげなく会話で聴き出す

・親子ゲンカをしないよう努める

・「親に怒られるから、〜する」というような、恐いお母さんにならないようにし、話しかける時は、極力優しいトーンで話しかける

・日頃、何でも話せる仲になっておき、会話を維持し、信頼関係を保つことに努めた

そのことを、拙著 「シングルマザーで息子２人を東大理Ⅰに　頭がよくなる『ルーティン』子育て」において、諸所で述べております。

ぜひお手に取ってご覧ください。

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🍰【cakesに連載中】🍰

息子2人を東大理Ⅰ現役合格に導いたシングルマザーが書いた本ですが、
子育ての実践方法が【毎週水曜日に cakes にて連載 】されています。

🍰第1回目→ https://cakes.mu/series/4511

🟣第49回目のタイトルは、
『勉強のスタイル』です。
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🔸内容紹介🔸
✒️ 第49回目のタイトルは、
『勉強のスタイル』です。

～第7章　大学受験対策～

✅ 大学受験中、タイプの違う兄弟
└🔖 長男は机に座って、同じ場所で長時間集中できるタイプ

└🔖 次男はあっちに行ったりこっちに行ったりウロウロしている。よく見ると手には参考書や本を持っている
足をソファの背もたれにかけ、床に向かって逆さまになった形で勉強している時もあったね😅
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✅ 息子達の ノートが汚い。でも気にしないことにした
└🔖 ノートは考えてる途中のメモ書きみたいになっている

└🔖 ノートをきれいに書く時間よりインプット。頭の中の引き出しをたくさん作っている
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そう自分に言い聞かせて、放っておくことにしたよ👆

ぜひ今後も続けてcakes連載シリーズをお楽しみいただけると嬉しいです ☺️

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