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【141回】大量に残ったポストカードをみて。

こんばんは。
札幌でイラスト活動をしているTAKAPINCHです。

参加していたポストカード展が終わって、先日売上と売れ残ったポストカードを回収してきました。

大量の売れ残りポストカードを見て。
意味について考えてしまうのは当たり前かなと…。

自分にとっては大切な作品達です。
しかしながら、大量に残ると、どうしたものか…と思ってしまいます。

例えば、5000円台で参加できるイベントは手頃ではありますが。
実際に準備に掛ける時間とコストを踏まえると、費用対効果の面でイマイチと感じました…。

勿論、ポストカード展自体を否定するつもりは無いです。
それぞれにテーマや意図があって参加するわけですから、その本懐を遂げているなら、それは正解だと思います。

それとは別に、単に計算として考えると

仮に全体の作品数が1500種類あって自分が10種類出展していたら、見てもらえる確率は、単純に1/150 しかありません。
つまり、150人来て、1人見てくれるか見てくれないか?
そこに購入するか、しないかの確率まで考えるとより厳しくなります。

更に1週間くらいの期間で来場が仮に1500人だとした場合、10人程度しか見てくれないと言う確率になります。

そして、基本的に特定の作家様のファンが購入すると考えると、1500人が皆なフラットなお客様と言うわけではないので、より確率は厳しくなります。

つまり単純計算の上では、1週間と言う短期間中に自分の作品を見てくれる人数は10人もいない。
更に購入するか?まで踏まえると、当然かなり厳しい数字になります。

5000円の予算でリーチが10人もいないなら、率直に宣伝効果としても大変厳しいと言う結論になります。

それなら固定ファンをしっかりつけて購入してもらえば良いのではないか?と言う考えもわきますが
そもそも、固定ファンがいるなら、自分のオンラインショップや委託販売所で売れば良いので、企画展に参加する必要が無いです。

更にポストカード展自体が1個単価が安い商品なので、出展料5000円として1枚売上のリターンが100円とすると、50枚以上は売らないと、出展料と準備コストを回収できません。

先ほども言ったように、1/150以下の確率でしか見てもらえず、1500人の来場に対してリーチが10人弱なので、50枚売るというのは相当大変です。

勿論売上を達成する方もいるので、売れない人の負け犬の遠吠えと言われても仕方無いし、それは事実だと思います。

ただ単純計算だと、理屈だったらこうだと言うことです。

ここからは、何処に力を入れていくか?と言う点で考えていきたいと思います。

ポストカード展を攻略する為に、自己研鑽を積むことは可能だと思います。
しかしながら、世の中の殆どの事は『トライ・アンド・エラー』だと思うし、その『トライ・アンド・エラーの回数』がより目標達成に向けて実現に近づくと思うのですが、ご存知のように年がら年中ポストカード展が催されているわけではありません。

つまり『トライ・アンド・エラーを重ねる回数が少ない』のです。
更にそこで取り組んているものの単価は非常に安いものです。
作家として取り組むにも、画材等の準備にお金が掛かります。
時間と手間を掛けてのリターンが少ないと中々厳しいものになります。

つまり、自己研鑽を重ねるなら、ポストカード展ではない、もっとトライ・アンド・エラーが頻繁に重ねられる実践場所を選んだほうが良いと思います。勿論、委託販売するお店や置いてもらえる店舗様がない方や、オンライン販売していない方にとっては、ポストカード展は貴重な場で有ることには変わりませんが…

上記の観点で考えると、ポストカード展はあまり参加する意味合いが弱いのですが、とは言え途中で申し上げましたが、参加する意図はそれぞれに異なり、その本懐を遂げるのであれば、その人にとって参加する意味はしっかり有ります。

僕だと、昨年から東京のポストカード展に参加しています。
ここも、参加費は回収出来ていません。
ただ
札幌から東京へ参加して現地へ観に行くという行為が自分にとってアクティブであり、また、東京で色々なところに足を伸ばすことが刺激になっています。
勿論、最終的に参加費回収の目標は継続してトライしていくわけですが、刺激を自分に与えるという点では、本懐を遂げていると言える為、継続参加の意味合いがあると思います。

その点だと、地元のポストカード展に参加する事は、自分にとってそこまで意味合いか弱いとも言え、参加する必要性が無いと、今のところの結論を出しました。

グループ展や個展を仮に目指して参加するコストに比べれば、ポストカード展は一定数の目に触れるチャンスと言う意味でローコストなのは良いですが
視点を逆に5000円で出来ることを考えた時に、地元のポストカード展ではなくても良いよね…と思いました。

勿論また別の視点や価値観を感じたら参加するかもしれませんが、一先ず今回で一旦区切りにしようと考えています。


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