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「情報量は移動距離に比例する」を捨てない

いつの間にか、NETFLIXの『トークサバイバー』の新しいシリーズが配信されていました。ここ数日、仕事も家事も終えた後の、寝る前の楽しみになっています。

芸人たちによる「エピソードトーク」が真ん中にあって、これがとても面白いのですが、それはそれとして、個人的に「エピソードトーク」を聞きながら「きっとこういう話を何度もしているんだろうな」という感覚が先に立ちます。これまで数えきれないほどエピソードをいろんな場面で披露しているから、どこで引っ掛かるか、とか、どこで間をとったらいいか、とか、そういったことが細かくナレッジとして積み上がっていることを、卓越した話しぶりから感じてしまうのです。

自身を振り返っても、広告代理店の営業時代、新しいサービスがロンチされれば、すぐに資料を持って営業先でプレゼンをするわけですが、そのサービスを十分理解したつもりで臨んでも、はじめて話す時は、なかなかうまくいかないことの方が多かったんです。ただ何度も同じ話を違うクライアントに話していくうち、だんだんコツのようなものがわかってきて、徐々に相手のリアクションに手応えを感じてくる、というようなことが多々ありました。ついでに言えば、話す度に、そのサービスに足りない点や、もっと強化できるポイントなんかの解像度が上がって、資料がアップデートされるようなことにも繋がりました。

この話を書いていて思い出したのが、「情報量は移動距離に比例する」という言葉です。ビジネスの現場ではよく出てくる言葉で、いろんな場所に足を運ぶことで情報量が増え、ビジネスチャンスが増えるようになる、というニュアンスで語られるものです。

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確たる根拠はないけれど「そうかもしれない」と思うことは、日々の生活や仕事の中で結構あると思うんです。普段は通り過ぎてしまうそういう感覚が後々顔を出してはヒントを与えてくれることも。正解やノウハウばかりが並ぶSNSでは発言することに気が引けてしまう「なんとなく」を月に2回を目処に書き残していきます。読んだ方々にとって、日常の「小さな兆し」に気づくきっかけになれれば。

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