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オウンドメディアの“次”、はじめました

ようやく出すことができました。

これまでこの『仮説の手前』でずっとオウンドメディアの可能性を追いかけてきましたが、そのひとつが形になりました。

構想としては23年の夏前くらいからぼんやりと考えていたように思います。
世の中的な機運として

  1. 社会・未来視座(コーポレートブランディング目的)のオウンドメディア増

  2. とは言えSNSのアルゴリズムやエンタメコンテンツ過多でデリバリーコスト上昇

  3. 一方で情報感度の似た人が人・場所起点に集まるコミュニティの再加熱の萌芽

というのをここ数年感じていて、オウンドメディアも「次」に行くフェーズにいると思ってました。

シンプルに言えばnoteの中にひとつ「社会科見学」のようなコミュニティが立ち上がるようなイメージです。

こんな考えから、今の形になるには本当に紆余曲折ありました(書ける内容がほぼないのが歯痒いですが)。

今年のはじめには(もう1年経つんですね)、こんなnoteも書いていました。

実際に「走り出そう」と動き出したのはこのくらいからでした。
何をしたか。とにかくいろんな人に話を聞きました。ほとんどそれだけです。オウンドメディアの担当者もそうですが、むしろアーンドメディアの方に話を聞きに行っていました。

その度に都度自身の仮説に肉付けをしていただきました(話を聞いてくれた方々、本当にありがとうございました)。

その中で、追加された視点から、今回の取り組みにひとつ大きな価値を付与することもできました。

多くの企業が集まって一箇所から発信するような場所ができれば、それはそれなりに大きな情報源になってきます。加えて企業は、常に社会・未来的な視座に立って「実行」している、という面があります。テーマメディアが「点」を捉える「批判的な」視座であることに反して、オウンドは常に「動き」を見せることができます。これはひとつ大きなオウンドメディアが集合するメリットになる、そう思ったんです。

オウンドの集合体で語りかけるメディアができた先には、「点」で批判的に捉えるテーマメディアとの共創が想定できます。テーマメディアの課題は当然ながらコンテンツの維持と読者の維持(成長)です。その一端をオウンドの集合体が担うようなことができ始めると、オウンドメディアにとっては、新しい集客支援になり、テーマメディアにとっては新しいマネタイズのチャンスにもなってきます(コンテンツの源泉にも、新しい読者獲得にもなりえる)。

加えて、オウンドメディアはここ10年間でSNSの集客にそれなりの費用をかけてきました。10万、100万とフォロワーのいるSNSをテーマメディアのPRのひとつとして利用できるということはとても魅力的に映るはずです。
またテーマメディアを「オピニオン」と捉えれば、オウンドメディア側(企業側)はビジネスにおいても一つの視座を与えてくれる機会にもなります。そういう連鎖が生まれることで、新しいメディアのうねりが生まれうるのではないか、そんな期待を持っています。

これまでアーンドとオウンドはペイドという形か報道という形で距離感のある立場でした。本来的にその距離感は大切なのですが、これからは、上記のような座組で「ともに考え、ともに実行する」というフェーズがあってもいいと思うし、そういう空気が「よりよい社会」の一助にもつながる、と大袈裟にも思い始めています。

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確たる根拠はないけれど「そうかもしれない」と思うことは、日々の生活や仕事の中で結構あると思うんです。普段は通り過ぎてしまうそういう感覚が後々顔を出してはヒントを与えてくれることも。正解やノウハウばかりが並ぶSNSでは発言することに気が引けてしまう「なんとなく」を月に2回を目処に書き残していきます。読んだ方々にとって、日常の「小さな兆し」に気づくきっかけになれれば。

仮説の手前

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