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映画ブルーサーマルを見た感想レポ

この間久しぶりに映画を見た。
「ブルーサーマル」というアニメ作品。原作は漫画。大学の航空部が軸になっていて、作品に出てくる舞台が私の地元がありまして、きっかけは市報にこの作品の紹介がでたことだった。

恋をとキラキラした大学生活を送ろうとしていた主人公都留たまき(つるたま)が航空部の飛行機を壊してしまったことから物語は始まり、初めてグライダーに乗って空に魅了されそのフライトをきっかけに自分自身が変わっていく青春ストーリー。

原作はこちら

小沢かなさん原作の漫画「ブルーサーマル」
こちらの原作全5巻ありまして、当時私はこれをまた大人買いして全巻読んだ。だって1巻だけって買っても結局は続きが読みたくて全巻買ってしまいますよね?(え?私だけ?)

私は今住んでいるところに引っ越してきたのが10年以上前、それまで実家のあった市から30年余り出たことがなかった。まぁと言っても隣の市なのだが・・・。このグライダーは遠くの空に飛んでいた。ワイヤーで釣って飛ばすって風の谷のナウシカのメーヴェのイメージだと勝手に思っていたがちゃんとした飛行機だから驚きである。飛ばした後は操縦してサーマルという風をつかんで上昇し、速さを競う競技なのだからすごいなぁって思った。

そして、この映画には今住んでいる地元の空が描かれている。どこまでも澄んだ青空。トンビと一緒に飛ぶ因みに私の市は日本で晴れる率が一番高いとか、そして一番暑いとかとか・・・。そんな地元が舞台だなんて嬉しいなぁと思う。実際にグライダー飛行場があるのだが私は行ったことはない・・・。やっぱりこちらに越してきてもグライダーは遠くに飛んでいた。つるたまちゃんも長崎弁で言っていた。

「ネギしかなかね!!」って。

確かに周りはネギしかなかよって場所だ。そんなところからグライダーを飛ばせるなんて素敵なことじゃないかって。空を自由に飛びたいな~ってドラえもんの昔の主題歌が脳内をよぎった。因みに今の主題歌は星野源の「ドラえもん」なのでお見知りおきを。

脱線脱線(通常運転)

では見た感想を。
ブルーサーマルは様々な人間模様と空へのあこがれと好奇心、そして恋心が綿密に描かれている。主人公のつるたまちゃんは周りの人をどんどん笑顔にしていく天才だ、でもそれが気に食わない空知とつるたまのことを忌み嫌うお姉ちゃんとの対立からのグライダーとつるたまちゃんの真っ直ぐな気持ちに通じていく仲間たち。そしてライバルの存在。

次第に空知やお姉ちゃんとも分かり合っていく様が原作マンガを全部見ていた私でも泣き所がたくさん。つるたまちゃんの真っ直ぐな心が周りの人々をつかんでいく。そして一番の理解者である主将の倉持との恋模様。そしてラストがめちゃくちゃ泣ける展開に。多分原作では描かれていなかったラストだった。倉持にさらに泣かされる私。ハンカチなしではいられなかった。あふれ出る涙そして崩れるメイクそれでも涙は止められなかった。映画を見終わって目が腫れぼったくなっていたのは私だけなのだろうか?と思うくらいには泣いた。

地元が出ていたのも嬉しかったが、つるたまちゃんがグライダーを通して起こす数々のミラクルや空の美しさがとても新鮮で久しぶりに私も心が洗われた気がした。また原作を読んでみたい気持ちにもなった。空を見上げてグライダーを探してみようかな。

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