麻婆茄子

夏はナスが美味しい。いわきのおやぢから大量に茄子を頂いたので消費することにする。焼いたり蒸したりも揚げたりもいいのだけれど暑い日にあえてこれを作る。

本来なら丁寧なのやら本格的な作り方があるのだろうが、こういうのは安易に作るに徹する。それは味付けにレトルトを使うこと。自分で豆板醤やらなんとかジャンやら、色々と揃えるのは大変だし全部使わないし・・・

クックドゥの方が有名だけど、私のお気に入りは中村屋の麻婆茄子の素。しかし言われた通りだとつまらないのと味が濃すぎる傾向があるので、自分なりの作り方に変更する。

●茄子
切り方は自由であるがうちのカットは半分に横切り後、縦に半分カットでかまぼこ型を作り、それを60度の斜めカットで短冊状に切る。
切ればなんでもいいとは思う。作り方には5本と書いてあるが、味を薄める為に大きいのを6本使うことにする。

それを薄塩水に漬けてアクを取る（個人的には味の違いはよく分からないのだが、キレイな方がよいかな）。

●豚挽肉

あれには既にひき肉が入っているので、ナスを炒めて混ぜるだけという本当に安易な作り方だが、それに肉を追加してナスを多めに使って味を薄くするという方式にする。

安易とはいえ私が作るからには美味しく作りたい。全くのコピーはしなくていいけれど・・・

ひき肉に先に塩で下味をつけるのはかなりポイント。どうせ味をつけるのでどうでも良さそうなものだが、出来上がりに締まりがつくんだ。

冷蔵庫から出したらそのままひき肉（豚）をフライパンに入れて、肉の重さの1%の塩を混ぜる。10分ほどなじませて平べったく伸ばしてから強火で焼く。本来別の所で塩と混ぜて、熱々になったフライパンで焼くのが正しい焼き方・・だけど、あまり違わなので省洗いもののためにフライパンで混ぜちゃう。

ここのポイントは片面が焦げるまで放置する事。すぐにかき混ぜたくなるのをぐっと我慢する。これで肉が大きめの塊になるのと焦げが旨味を引き出す。

この後に茄子と混ぜて焼くので多少赤身が残っていてもいいので、一度引き上げて肉から出てきた油を使って茄子を炒める。これでは油が足りないという人は、茄子と油の相性はいいのでたくさん油を使って炒めてもいい。最近のお気に入りはごま油。これもまた焦げるようにじっくりと焼く。

焼けたら、先程の肉を混ぜて、レトルトを混ぜて軽く炒めて完成

新宿中村屋 本格四川 奥深い香り かさなる麻婆茄子 140g×5個

私はこれがお気に入り、300円弱で味がつけられれば安易でそれなりで良いと思う。ちなみに中村屋の麻婆豆腐も美味しい、辛くない方の赤がお気に入り。

出来たら、付属の山椒をかけるが、更に時前の山椒を追加してかけるとまた良い。本当に濃い味が好きなら肉も入れずに茄子も所定の量（5本）で作ればいいけど・・・

挽肉がバラバラになってないのが大変美味しいと思う。