知らない世界で起きてる変化が凄いことになってる #190
ここ最近、教えていただき、へー、そんなことになってるのか!という出来事があった。
YouTubeエガちゃんねるの盛り上がり、中山きんにくんの筋肉TV、ライバーという仕事の3点が面白いとなーと思いました。
どれも、個人をエンパワーメントする仕組みが成熟している証左ですし、個人が動画とリアルでコミュニケーションを取りながら、バーチャルコミュニティを作っており、孤独に悩む人がつながりを求めてサポートしている構図が共通していると思いました。
エガちゃんねるに登録し、アタオカ爆誕!
先週、妻から江頭2:50さんのYouTubeエガちゃんネルが面白いと教えていただき、チャンネル動画を観てみました。どれもとても面白かったので、早速、チャンネル登録し、晴れてアタオカになりました(笑)
※なお、アタオカという言葉は俗語で、頭おかしいやつの略です。エガちゃんネルでは、頭おかしいやつというのは差別的な表現ではなく、仲間意識を持って使われてます。
江頭2:50さんは、強烈な芸風でめちゃめちゃイケてるなどのテレビでキャラを発揮しまくっておりましたので、当時からすごい芸人さんがいるなーとどちらかというと好きだなと思っておりました。振り切っている方が好きなのだと思います。テレビに出ていたので、知名度はバツグンです。
一方で、芸風ゆえに、短尺で出演することも多く、飛び道具的な芸風でしたので、テレビでは、トークや人柄へのフォーカスは当たらない演出となっていた印象です。
ところが、専門学校での卒業スピーチを皮切りに、江頭さんの人柄や、変わらぬ全力投球スタンス、芸能界での数々の苦悩が味わい深さを持って、共感を持たれ、ものすごい勢いで江頭さんのYouTubeチャンネルが伸びています。2024年3月14日現在、エガちゃんねるはチャンネル登録者数431万人とすごいことになっています。
ある意味、個性派ぞろいの芸能界のなかでも超個性派の芸風で孤立する江頭さんのように、日本各地で自分が受け入れられていないと孤立、孤独を感じている人がとても多いのだと思います。
テレビの尺は無視して、YouTubeで長尺を撮れることで、江頭さんの知的さや人間的な優しさなど、芸風とのギャップも惹きつける要素になっていると思います。
中山きんに君の筋肉TVも凄い
吉本興業を退所して独立された、中山きんにくんの活躍もすごいものがあります。
筋力トレーニングという世界の先進国共通のネタを掘り下げることで、自衛隊、米国海兵隊など、テレビでは特集されにくい領域にグイグイ食い込んで作品をリリースしています。
動画の時代に、凄いサムネイルを撮れる力はとても差別化されており、筋力トレーニングという領域で資本が積み上がり、横展開していくことができます。
中山きんに君の自己投資とキャリア
プロフィールに自然と独立というのが入ってくるのも、これからの働き方を象徴しています。
キャリアの視点で分析しても、途中で海外留学に投資して、経験の幅を広げて、英語も使えるようになり、そこから発信媒体をYouTubeにしていくというのも、とても賢い、広がりのある投資になっています。
江頭さんにしても、中山きんに君にしても、テレビというプラットフォームでは、ニッチ過ぎて、長い時間の尺が撮れずに魅力を伝えきれないでいたのだと思います。
スマホSNS、動画の通信が普及したことで、際立つニッチな個性をバンバン配信できる環境になり、才能が爆発しているのだと思います。
バーチャルスナック ライバー
いやいや、江頭さんや中山きんにくんはテレビでの知名度があるからできるんでしょ?という方もいると思います。
ところが、こうしたスマホSNS、動画通信はごくごく普通の人も新たなコミュニケーションツールで稼ぐモデルが生まれています。ライバーという仕事が凄いことになっています。
YouTuberほどマス向けのメディアではなく、さらに狭い領域で、コミュニティのファンによる投げ銭などて稼ぐコミュニケーションプラットフォームが急拡大しています。こちらは、雑談レベルの会話から、趣味の話など多岐にわたる方がいます。
これは、スナックがバーチャル上に出現して、壮大な経済圏を作ってることになっています。
普通の主婦の方が発信をしたり、ものすごくマニアックな分野の発信をしたり、それに応援してくれるファンが入れば、少ない人数で成立する経済圏が生まれています。
PIVOTの動画でもライバーについて、ゆうこすさんが解説されていますが、知らないところで、こうしたコミュニティにより新たな収益を稼いている経済圏ができているのは凄いことだなと思います。
少し扉を開けたら、とんでもない世界がある
無名の個人をエンパワーメントする仕組みが無数の価値を生んでいるのだと思います。
私自身もnoteでメンバーシップをはじめて、まだ4ヶ月ですが、6人の方がメンバーに加入してくださっています。
双子育児からの学びというめちゃめちゃマニアックな領域にもかかわらず、こうした仕組みが作れるのも、個人をエンパワーメントする仕組みの一つだと思います。
私の育児も、noteの扉を開けてみたら、え?こんな育児している人がいるの?双子育児の世界ってこんな感じなんだ。双子のお父さんの頭の中を覗ける、そんな異世界のメンバーシップであれば良いなと思います。
エガちゃんねるにしても、中山きんに君の筋肉TVにしても、ライバーにしても、ほんの少しの扉を開けたら、凄い世界がありました。
日常の生活とは離れて、異世界を覗くことで、あらたな気づきが見えてきますね。喰わず嫌いせずに、何事も覗いてみたいと思います。