見出し画像

【マラソン日記】 #13 東北みやぎ復興マラソン 2024.11.03

先週末、昨年に続き東北みやぎ復興マラソンを走ってきました。今回の記録は3時間3713。前走の長野マラソンでの自己ベストをちょうど4分更新できました!3時間40分を切ることができたので、長野に続き満足できる結果でした。

ラップの振り返り

まずは毎回おなじみとなりましたラップの振り返りです。いつも通り、前走(長野マラソン)との比較を下記します。

00km-05km 25:59(26:24)
05km-10km 25:19(25:49)
10km-15km 25:12(25:30)
15km-20km 25:14(25:51)
20km-25km 25:05(25:52)
25km-30km 25:29(26:21)
30km-35km 25:56(26:31)
35km-40km 27:02(26:48)
40km-Goal 11:57(12:07)
 合計 3:37:13(3:41:13)
 ハーフ通過 1:47:13(1:49:05)

5kmごとラップ(括弧内は前走)

35kmくらいまでは良かったのですが、それ以降にバテてしまいました。脚がキツくなってきたのに加えて、向かい風がだいぶ強くて(帽子が飛ばされそうになるくらい)思うように前に進まなかった印象です。実際、長野の時よりも35-40km区間だけが悪く、14秒遅いので1kmあたり3秒ほどラップが良くなかった計算になります。

35km以降に粘りきれなかったのは、まだ走り込めていない時期であるシーズン初戦という点もあるのでしょう。ただし、Garminで1kmごとのラップを見ていると、5:30/kmより悪いラップはないのでそれなりに粘れてはいます。素直に解釈すれば地力がついてきたとも言えるかもしれません。

気象と補給物

将来の大会に向けてその他の基本的な情報を以下に残しておきます。

【気象】(観測地点は仙台。気象庁データより。)
09:00 気温15.8度、湿度55%、風速5.6m、風向き:北北西、晴れ
13:00 気温17.9度、湿度42%、風速5.1m、風向き:北西、晴れ

【補給物】
マグオン(カフェイン入り)4個:9km、18km、26km、34kmで摂取
ポカリ(ジェル型)2個:随時→1個で十分だったので次回から減らす
スポドリ:最初2回のエイドはパス、その後は毎回
その他:第6エイド(17km付近)で塩サイダーを摂取(おいしかった!)

仮説検証

1ヶ月前のnoteで私は、昨年の東北みやぎ復興マラソンでの25km以降の失速の原因は1週間前までハーフ走を入れるなど負荷の高い練習を継続してしまったことだと解釈していたことを記しました。それを踏まえて、今回の東北みやぎでの直前1か月の練習を以下の箇条書きのように設定していました。右矢印(→)以降の記述は実際に行ったトレーニングです。

  • 30km走を4週間前に入れる。M走あるいはそれに近いペースで行う。
    →M走で予定通り実施。

  • ハーフ走は3週間前or2週間前の週末で終了。ペースはM走。
    →ハーフ走は3週間前にM走で実施、2週間前は15km走をM走で実施。

  • 1週間前の週末は10km走。ペースはM走。
    →予定通り実施。

  • それ以外の10kmまでの練習のペースはM走。最も速くてもT走。
    →予定通りM走で実施。最後の練習は二日前にE走で5km走。

設定通りの練習を実施できたのが今回の結果につながったので、概ね仮説は検証されたと解釈できるのではないでしょうか。35km以降のバテ感は調整不良に起因するものではないというのが今時点での仮説なので、この点は今後対応していきます。

ピッチ数180超え

ここからはマニアックな振り返りです。以前、ピッチ数についてダニエルズさんの書籍を基に書いたことがあります。ダニエルズさんによれば望ましい1分間のピッチ数は180です。

今回、ついにピッチ数が180を超えて181になりました!Garmin導入以降は全ての大会でピッチを取れているので以下にまとめますが、大阪→長野と長野→東北みやぎでの向上が目立ちます。

長野マラソン(2024年4月)=177
大阪マラソン(2024年2月)=174
東北・みやぎ復興マラソン(2023年11月)=174
長野マラソン(2023年4月)=172
湘南国際(2022年12月)=173
黒部名水マラソン(2022年5月)=174
東京マラソン(2022年3月)=171
鶴見川マラソン(2020年12月)=170

ピッチ数の改善は手段です。その結果として、大阪→長野では6分32秒、長野→東北みやぎで4分、それぞれ自己記録を更新できています。つまり、自己ベストの更新の背景にピッチ数の改善があるということなので、怪我のリスクは軽減できていたと言えそうです。

「ランニング・プラトー」からの卒業!?

初めてサブフォーを達成した鶴見川マラソン(2020年12月)から大阪マラソン(2024年2月)までは7つの大会でようやく合計10分間自己記録を更新できるくらい、スローな改善でした。そのため、毎回、十分に満足はできないといううやむやな印象を記していました。

他方で、大阪マラソンから長野マラソンを経て東北みやぎ復興マラソンで10分以上記録を更新しています。キャリア論ではキャリア・プラトー(=高原状態)という概念がありますが、いわば「ランニング・プラトー」みたいな状態から抜け出せたのかもしれません。

1ヶ月あたりの合計の走行距離はそれほど変わっていない(威張って言えることではありません)のですが、上述したダニエルズさんの書籍を基に、練習の質を一から組み直したのが良かったのかもしれません。具体的に言えば、ジョグ(E走:Easy Running)、マラソンペース走(M走)、閾値走(T走:Threshold Runningという三つのペースを組み合わせて練習するようになった点が走力の向上になったと思います。書籍と、上記三つを含めた五つの走り方についてまとめたnoteを貼っておきます。

知人とレースに出るのは良い!

ここからは走力とは関係ないけれども、個人的に重要な点の振り返りです。長野の時にも近いことを書きましたが、知人と同じレースにエントリーしてスタート会場まで同行するのは良いようです。あまり自覚がなかったのですが、私は個人で移動する時はスタート時間が迫ったタイミングで会場に到着してしまうようで、そうするとお手洗いに並ぶ時も長蛇の列で、スタート位置がブロックの後方になってしまいます。するとスタート後1-2kmは相対的に遅い人と走ることになるので時間をロスしてしまうんですよね。

ただ、長野や東北みやぎのように知人と移動すると、知人は私よりもしっかりしているのでストレスないところでスタートできます。特に今回の東北みやぎはブロックの先頭から5列目くらいからスタートできたので、ストレスなしでした。幸いにも、今シーズンは全て東北みやぎで走った知人と同走できるので存分に頼ろうと思います。

練習としてのマラソン大会への参加

冒頭でも少しだけ触れたのですが、秋の初戦の前の走り込みはどうしても不足しがちです。だからと言って一人で練習するのは30kmが限界であり、それ以上は精神的にもちません。。。となるとソリューションは一つで、練習としてマラソン大会を活用することが挙げられます。

同走した知人と、前日に牛タンを食べながら話していたこととしては、来年9月のオホーツク網走マラソンはどうか、という話でした。マラソンを走る前日に異なるマラソン大会の話をする時点でやばい領域に入ってきた感じがしますが、練習としてマラソン大会を位置付けるのも同様に危険な香りがします。ただ、それでタイムが上がるのであれば良いですし、北海道は新卒入社一年目に出張で行って以来訪れてないので興味もすごくあります。

次回は大阪マラソン

次は来年2月の大阪マラソンです。「都市型のマラソン大会には出ない!」と昨年の大阪マラソン直後のnoteでは書いていましたが、諸般の事情により前言撤回します!大阪で3時間35を切り、4月の長野マラソンで乾坤一擲のサブ3.5を狙えるようにしたいところです。

最後まで目を通していただき、ありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!