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JR神戸線(普通電車)の朝ラッシュのピークは?

 関西の都市圏って京阪神とよく言われていますが、それぞれが独立した都市圏を形成しているといえます。兵庫県でいえば明石以西から神戸を跨いで通勤通学されている方もいますが、多数派は神戸に通勤通学されている方が多いと思います。また、東側もしかりで、滋賀県内から京都を跨いで大阪へ通勤通学されている方もおられますが、京都へ通勤通学されている方が多数派だと思います。

運転本数が難しい

 京阪神のJR神戸線を各駅に停車する電車(以降京阪神緩行線と称します)はかなり長いですね。大阪ー西明石は1時間20分くらいかかるものもあります。また、どうしても短距離利用が多く入れ替わりは激しいですね。もっとも、運転間隔が短い場合は4分毎です。

役割

 西側から説明すると、朝ラッシュ時に限った話ではありますが快速列車が列車線を走るため、ほとんどの時間帯が停車する舞子・垂水・須磨の3駅にはホームがないため停車しません。これらの駅を利用する通勤通学の利用客はこの京阪神緩行線に旅客が集中します。つまり、日中は快速が一部役割を担っている部分を背負っている形になっています。ただ、早朝の時間帯は同駅に停車する快速が運転されています。つまり、朝霧~新長田の各駅は神戸方面は7時台14本の設定です。日中は、須磨折り返し4本と西明石まで4本、快速が4本の12本ですね。須磨~明石は8本の設定です。

阪神間

 阪神間の京阪神緩行線にとって神戸の都市から大阪市内に向かっていくわけですが、芦屋では快速や新快速と接続するため多くの乗客の乗降が見られます、今度は大阪への通勤需要に向かっていくのですが比較的乗降客数の多い立花駅から大阪方面へは7時台後半になってやっと5分間隔になってきます。9時台を過ぎても4分間隔で来るのですね。これは、ちょっと無駄かなと思うわけです。

まとめ

 このように、需要と供給が難しくしている要因は上り電車の折り返し設備が少ないことにあると思います。西明石から来た電車は、東西線から学研都市線の放出または四条畷・松井山手か京都線は高槻・京都くらいしかないですね。これがもう少し違った駅で折り返すことができるとこのようなアンバランスは防げるかもしれないですね。なお、下り方向(京都線から)であれば尼崎・甲子園口・神戸とあり実際使用されて行先としてあります。


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